一般ノンフィクション

『4522敗の記憶』 村瀬秀信

4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史著者 : 村瀬秀信双葉社発売日 : 2013-06-26ブクログでレビューを見る» 何でこんなチームを応援しているのだろう。 当レビュー人も子どもの頃から地元チームであったホエールズを縁あって応援するようになっ…

『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』 町山智浩

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)町山智浩文藝春秋発売日:2008-10-09ブクログでレビューを見る»アメリカ在住の映画評論家町山さんのエッセイは連載からの出版でもあり定期的に出ている感じで、定期レポートといったも…

『目白雑録3』 金井美恵子

目白雑録 3 (朝日文庫)金井美恵子朝日新聞出版発売日:2011-11-04ブクログでレビューを見る» 辛辣で名高い著者のエッセイに初トライ。噂通りだった(笑)。 名だたる作家や有識者(と思しき人々)も情け容赦なし。恐れおののく同業者がいるのも当然。しかし、不…

底抜け合衆国: アメリカが最もバカだった4年間』 町山智浩

底抜け合衆国: アメリカが最もバカだった4年間 (ちくま文庫)町山智浩筑摩書房発売日:2012-03-07ブクログでレビューを見る» 同じちくま文庫の『USAカニバケツ』が面白かったのでこれも読んだ。 『カニバケツ』以前の、2000〜2004年のエッセイ。1997年に住む…

『USAカニバケツ』 町山智浩

USAカニバケツ: 超大国の三面記事的真実 (ちくま文庫)町山智浩筑摩書房発売日:2011-10-06ブクログでレビューを見る» 映画評論でお馴染み町山智浩さんはアメリカに関するエッセイストでもあり、硬軟何でも来いなのが他の追随を許さない所以であるが、巻頭…

『千里眼千鶴子』 光岡明

千里眼千鶴子 (河出文庫)光岡 明河出書房新社発売日:2010-01-06ブクログでレビューを見る» 100年前の超能力騒動の話。離縁されて実家の医院に帰った御船千鶴子は生来のやさしい気質から、患者の悩み相談に応じるうちに千里眼の能力を持つことが知られる。や…

『アメリカは歌う。 歌に秘められた、アメリカの謎』 東理夫

アメリカは歌う。――歌に秘められた、アメリカの謎東理夫作品社発売日:2010-02-26ブクログでレビューを見る» 本の雑誌8月号で青山南氏が言及していた本。カントリーの世界にはマーダー・バラッドという実際の殺人事件を扱ったものが数多く存在するというので…

「トウキョウソナタ」TV視聴

熱心に追っているとは決して言えないが、好きな映画監督黒沢清の「トウキョウソナタ」をCSで観た。やはり面白い。 とある東京の狭い一軒家の四人家族。サラリーマンの父親がリストラされてしまうが、家族にそのことが言えない。次の仕事は見つからず、父親は…

『ジャック・メスリーヌの生涯 世界を震撼させた犯罪王』 ジャック・メスリーヌ

ジャック・メスリーヌの名は子供の頃に聞いたことがある。本物の怪盗がいると知ってびっくりしたものである。この本はその自伝である。物書きの経験なぞないはずの彼の文章は実に達者で勢いがあり、良質なクライム・ノヴェルのようにグイグイひきつけられる…

『アースダイバー』 中沢新一

中沢新一の文や話を見聞きすることは何度かあったが、著作自体を読むのは初めて。「東京の地霊」で様々な土地に潜む場の力が人間に与える影響といった話に興味を覚え、本書を購入。いやー面白いわこれ。 <アースダイバー>というのはアメリカ先住民の神話で…

『東京の「地霊」』と鎌倉園

一般的に鎌倉園についての記述がある本自体少ないらしいのだが、この本にそれが載っていると聞き、Amazonマーケットプレイスで購入。タイトルにいう<地霊(ゲニウス・ロキ)>とは別に幽霊のことではなくて、「土地に結びついた連想性、あるいは土地が持つ可…