J・G・バラードとロック

 もう何日か経ってしまったが、柳下毅一郎さんがイベントでDJをした時のソング・リストが映画評論家緊張日記にのっていた。さすがにマニアックな選曲で、さらに「ラジオ・スターの悲劇」もバラードにインスパイアされた曲であることなど非常に勉強になった。で、もう少しメジャー系になるが自分の思うJ・G・バラード関連曲を二曲だけ。
?My Body The Car  Godley&Creme  アルバムBirds Of Preyに収録。体を車体に見立てたどちらかというとコミカルな歌詞はバラードの作風とちょい違うかもしれないけど、最後にはCrash!とくるし、相当意識していると思われる(持っているのはHistory Mix Vol.1...plusとセットになった2in1のCDだが、そこのAlan Robinsonの解説にも、この曲に関してバラードへの言及がある )。またGodley&Cremeには奇妙な楽器ギズモをフィーチャーしたコンセプト・アルバムConsequences(邦題 ギズモ・ファンタジア)があって、『沈んだ世界』のような水に沈む破滅を目前にした世界を舞台としている(あまりちゃんと歌詞を聞いていないから日本盤の解説の受け売りだが、離婚の話し合いの場面もあるようだ)。画面変わらないけど曲はこんな感じ。



?Always Crash In The Same Car   David Bowie 名盤Lowに収録。まあこれもCrashネタだろうと思っている。


 で、他にはどうかなと検索していたらこここっちこちらなどが見つかった(まだちゃんと読んではいないけど)。バラードの影響は幅広いジャンルに及んでいるのだと改めて認識。