ワールドシリーズ終了

 短距離打者好きの当ブログ主だが、さすがに今回の松井にはびっくりした。詳しくないので印象だけだが、常時先発ではない立場の野手がワールドシリーズのMVPになるなんてあまり例がないのではないか。もちろん重要な場面で本塁打を打ち打点を上げつづけたのだからMVPも当然だろう。神懸かりといってもいいぐらいだった。なにはともあれ、選手生命を脅かすような怪我を乗り越えてA-RODのようなスーパースターと共にレギュラーでクリーンアップを打ち、結果を出してきたのだから、凄い。イチローと松井という二人のタイプの違う優れた日本人バッターがメジャーで結果を残し、日本の野球ファンには印象深いシーズンとなった。このようなことはもう二度とないかもしれない。また、前半戦結果の出なかった松井を休ませながら辛抱強く使ってきたジラルディ監督の勝利でもあると思う。
 あと個人的に印象深かったのは、マリアーノ・リベラのタフぶり。もう39歳だが、ポストシーズンでは8回途中からガンガン登板。アンディ・ペティットと共に超ベテラン投手の衰えを知らない力を見せつけた。第2戦での捕手モリーナのファインプレー(投手のワンバウンドのボールを巧みにキャッチして一塁ランナーをけん制球でアウト)も印象的だった。巨漢選手が器用だとびっくりする。
 フィリーズは4番ハワードがブレーキだったのが痛かったかな。ペドロ・マルチネスも松井に打たれまくりだったしなあ。やはり連覇は難しいね。

※追記 日本シリーズ第5戦の方を終盤だけみたが、これまた派手な試合だったなあ。高橋のホームランが出た時は決まったかと思ったけど。一つのミスが勝負を分けるような試合が好きな人もいるだろうけど、こうした一発攻勢の試合もにぎやかでいいんじゃないか。