映画『ホビット 思いがけない冒険』

 観てきたのは大晦日なのだが、雑感を書き留めておくか。
 ロード・オブ・ザ・リングが素晴らしかったし、『シャーロック』のワトソン役が最高なマーティン・フリーマンが出ているのだから自分にはとにかく期待通りで文句のつけようのない大満足な作品だった。3時間近い長さも全く気にならない。いやもう1時間増えてもいいぐらい(休憩時間差あれば)。フロドが登場した時には旧友と再会したみたいでウルッとなってしまった(笑)。それにしてもマーティン・フリーマンは巻き込まれ型の主人公がよく似合う。
 これまでSFファンでファンタジーには入れ込んだことがほとんどなかったのだが、その一つの理由が描かれている風景などが頭に浮かばないというか想像しようというモチベーションが上がらないような点にあったのかもしれないなあと思った。(SFだとあんまり光景が頭に浮かばなくても気にならなかった理由はまだ整理できていないが)
 というわけで、こうした映画が補助線となって、原作の方もトライしてみたくなってきた。まずは『指輪物語』より短い『ホビットの冒険』の方かなあ。そういえばSFにアレンジした『ノービットの冒険』なんていうのもあったなあ(そっちも読んでいないけど)。