『桜田門外ノ変』下巻 吉村昭

下巻は非常に重苦しかった。早々に井伊直弼暗殺の大願を成し遂げると、後はひたすら主人公関鉄之助が逃げ延びるがじわじわ追い詰められる話。丁寧で正確な描写がさらにのしかかってくる感じ。正直読み終えるのが大変で、終盤はあまり集中して読んでいなかった・・・。

※本当は3/9読了だけど分かりにくいので上下巻並べた。

※追記(3/24) 忘れていたが討ち入りする時は襲う方も興奮状態になっていて十分に人の配置などを考えて周到に準備をしたり冷静に状況を見極める人がいたりしないと同士討ちがしばしば起こるという話はなかなか面白かった。なるほどねえ。