横山剣 大座長公演@浅草公会堂

 舞台と音楽が一緒になったCKB初の試み!ということで楽しみ半分不安半分で観に行った。うん、楽しかったぞ!
 原案・プロデュース秋元康、演出はラサール石井。前半が演劇で、後半が音楽という構成で、休憩20分入れて全部で3時間程度。舞台の方は昭和を感じさせる横浜を舞台にしたヤクザの人情物。意外にもしっかりしたストーリーの劇であった。コンサートは百戦錬磨のCKBメンバーも、おそらく舞台や演技の経験はない思われ、登場や台詞のシーンだとこちらの方がドキドキしてしまったり(笑) でもそこはそれ、その辺り各メンバーがちゃんと出番を持ちながら(失敗しないように台詞少なめながら)、話もきちんと進行するようによく考えられていた(演出などにかなり苦心の跡もかんじられたが・・・)。しかもCKBらしさというかテイストがしっかり出ていたように思う。演劇の方でもきっとCKBに対して愛情を持った人達が俳優さん裏方さん支えていたのだろう。ちなみに無い物ねだりだが、渡辺舞さんは非常にスタイルが良くて素敵だったが昭和らしさはかえって薄かったような気はした(でもその分名前を覚えた(笑))。
 時間構成的に音楽の方は少し短めのライブとなる。浅草という場所柄か、いつもの定番曲に加えキャロルなど懐かしいカヴァーが目立ち昭和気分を盛り上げてくれる。しかしまさかマイウェイに涙する時がやってくるとは若い時は想像していなかったなあ。

 インタビューでは「快く引き受けたが、エライことになったなーと後から思った」と答えていた剣さんだが、そんな何でもチャレンジしてファンを楽しませようという心意気がファンには嬉しくてたまらない。大変だっただろうし、劇の方では多少ギクシャクしていた部分もあったけど、「でも、やるんだよ!」の精神を常に持ち続けているCKB。今後も全面支持ですよ