2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『青い薬』 フレデリック・ペータース

主人公はジュネーブの漫画家。旧知の女性に再会し、意気投合してつき合いはじめる。それはどこにでもある男女の出来事なのだが、女性はその息子と共にHIV感染者だった。 自伝的な作品らしい。愛する女性を支えながらも感染に怯え、連れ子への対応にとまどう…

『皆勤の徒』 酉島伝法

話題の新人による同じ設定を背景にした遠未来SF連作短篇集。表題作は第二回創元SF短編賞受賞。ちなみに作者はデザイナー兼イラストレーターで本文中の挿画も本人。 無理矢理一言で言えば、黒丸訳(ま、他は無いんですが)ニューロマンサーや誤変換を連想させ…