2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
若いころにほとんど古典を読んでいなかったので、この年になって少しずつ読むことになってしまった。トーマス・マンなんて初読だ。デュ・モーリアの「美少年」の元といえる「ヴェニスに死す」に興味をもったということで。題名の通り2作入っている。 むしろ…
これまた久々のジョン・エントウィッスルネタである。レンタル屋で置いてあったんで思わず借りた。 本編自体は正直なところ地味な内容である。子ども時代、ザ・フーの結成、独特の演奏スタイルの確立、キース・ムーンとの交際、ロジャー・ダルトリーとの確執…
T T!!T T!!T T!!(G.T.じゃないよ、ってまたもやしょうもないダジャレで失礼・・・) 主人公は冴えない編集者ヒュー・パーソン。大作家の原稿の催促にスイスに向かうが、そこで美しい風変りな女性と出会う。 ・・・なんていうのはこの小説のごく一…
またまたDVDである。しばらくすると日常的にはみられなくなるのであわててみているのだ(画像がいまいちなのでPCではみない)。さてポン・ジュノを連続してみてみた。 ‘グエムル’。正攻法な怪獣映画で楽しめる。漢江の川辺で菓子や酒を売ってる貧しい一家。い…
キノコ!キノコ!キノコ! チャタンゴじゃないよ<ああよくそんな脱力だじゃれを 名高い特撮ものの古典である。10代20代のころはこういう古い特撮ものにもう一つ食指がわかず、ウルトラ系も現役少年時代にみたもの以外は大してみていない(‘スタートレック’と…
明るくてやさしいキャラクターで引退後も解説者としてファンに愛されてきた加藤博一さん。 ご冥福をお祈りします。
で、『生物と無生物のあいだ』である。現役の研究者でありながら、詩的なセンスと文章力(+構成力)を持ち合わせているのが著者の素敵なところである。なかなかこういう才能の持ち主はいないだろう(その意味で茂木健一郎の帯に全面的に同感)。 本書のテー…
久々のカポーティネタである。ようやくみますた。1967年作、映画の‘冷血’。 ダークでへヴィといった印象の強い作品である。原作に忠実に筋を追っていて、派手な演出は特にない。しかしひとつひとつのシーンが心理描写を含め丁寧に描かれ、今からみるとそれ…
スター・トレックについては世代的に多少の知識はあるし、実際にテレビシリーズの数話、最初と2本目の映画ぐらいは観た。あまり内容は覚えていない。 まあこの程度ではファンからはほとんど知らないも同然とみなされるだろう。 で、時々気まぐれにどのシリ…
なんと今回は当たったではないか! 当たってしまうとボヤキ芸がみられないのがかえって残念だったりして。 今回は華のあるご両人だから話題性十分だな。とりあえず読まなきゃ。(ああ読まなきゃ本が次々と・・・)
unsung hero 直訳すると「栄誉を受けることのない英雄」といったところ。「縁の下の力持ち」なんて訳もある(現在読んでいる『生物と無生物のあいだ 』にこの訳が載っていた)。 そのunsug heroesの映画である。幾多の大ヒットを飛ばした黄金期のモータウン…
以前から観たいと思っていた。2003年の作品だからもう4年以上か。今更かもしれないが、面白いねえ。 1980年代にソウル郊外で実際に起こった連続殺人事件がモチーフという。とある農村で若い女性の惨殺死体が発見される。見込み捜査、自白頼みの取り調べを繰…
いやあ面白いね、これ。評判通りの傑作。 20世紀初頭、ロシア革命前夜のウクライナ、架空の村ミハイロフカで話は始まる。主人公はひょんなきっかけで地主となった男の息子。生来のならずものである彼は、時代のうねりとともにやがて野に放たれ、略奪と殺戮…
お!恒例のメッタ斬りレース予想がアップされたよ! 相変わらず候補の小説そのものは読んでいないんだけど、予想屋の話は楽しんじゃうんだよね。さて今回はいかなる結果に。
先日の『無限がいっぱい』で、異色作家短篇集を読み終えた。そこで、<ひとり異色作家短編集祭り>と題して、短編集ベスト5と短編ベスト10を発表。明日には雲行きで変わるような気分次第の無責任ベスト。まあ固いこといわずに早速参りましょう。 まずは短編…
三が日は天気がよかった。初詣の人出も多かったなあ。 帰りの夕焼けがきれいだったのでスナップ。 サーファーと夕焼け。 最後にモードを変えてもう一枚。
基本的には以前の印象はぬぐえないが、シェクリイのいろいろな面を発見することが出来た。(○が楽しめたもの)「グレイのフラノを身につけて」 未来の結婚相談システムの話。ふつう。「ひる」 食物を求めて、宇宙からやって来た謎の生物“ひる”。名作だとは思…
新年あけましておめでとうございます。 マイペースなブログですが、今年もよろしくお願いします。 初日の出には間に合いませんでしたが、富士山がきれいだったので一枚。 ついでに江ノ島と一緒のも一枚。