2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『鎌倉夫人』 立原正秋

鎌倉夫人 (角川文庫 緑 298-20)立原 正秋角川書店発売日:1981-05ブクログでレビューを見る» 古書市で見かけた本。この人の作品ははじめて読む。 父がやっていた鎌倉の医院を守るため、いとこのプロポーズを断って医者と結婚した主人公。しかし夫は、父が晩…

『11 eleven』 津原泰水

11 eleven津原 泰水河出書房新社発売日:2011-06-16ブクログでレビューを見る» 待ってました!11の不思議な世界に誘ってくれる圧倒的な短編集。ひとつひとつけして長くはないのにバラエティ豊かで濃密な作品ばかりで、しかもどれをとっても著者ならではと感…

『ダールグレン』(1)(2) サミュエル・R・ディレイニー

とりあえず読了。 なんらかの災厄で崩壊した世界、記憶障害のある主人公(キッドとよばれている)が時間の流れのゆがんだ町を徘徊する、という感じの話。 伝説的な作品でまさかの翻訳刊行。1975年刊行当時にはベストセラーになる一方で賛否両論を巻き起こし、…

ボーカロイド雑感

SFマガジンの初音ミク特集でまったくの遅ればせながらニコ動を中心にボーカロイドの音楽を聴いてみた。まだまだ聴き始めなので一部だけだけど、なかなか面白いのでちょっと感想。・アニメ絵と連動しているように音楽的にもアニソン傾向が強くアイドル文化的…