2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧
マルセル・エイメはフランスの作家。モンマルトルが舞台の作品が多いらしく、本短編集でも7編中5編にモンマルトルが登場する(残り2編にも登場しているのかもしれない。ちなみにパリが登場しない作品はこの中にはない)。この人もまた異色作家短篇集という名…
第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 評判に違わぬ傑作。もっと早く読んどきゃよかった。 両性具有の信長が魔術的な力を背景に戦国時代を制していく。一方、1930年のベルリンでは、アルトン・アルトーの著作と三世紀の少年皇帝ヘリオガバルスについ…
第二次大戦ナチス・ドイツ支配下のオランダ。ユダヤ人歌手ラヘル(カリス・ファン・ハウテン)は爆撃で隠れ家を失い、レジスタンスの男の指示でナチスから解放された南部へ逃亡をはかる。逃げるための舟になんとか乗り込むと離れ離れになった家族も乗り合わせ…
先週末に地元で夏祭りがあり、その片隅で古本市をやっていた。 もちろん小規模なものだが、覗いてみて驚いた。 SFの神が降りたのである。 とはさすがにおおげさにしても、ハヤカワSFシリーズなどや古いSFが30冊ほど。なかには『隠生代』『奇妙な触合い…
もう到着した。 買ってしまったパーラメント紙ジャケットのボックスセット、カサブランカ・イヤーズ。 カサブランカから発売されたものの10枚組。 まだ中身は見ていない。
映画産業を舞台にした改変歴史物。経済大国ではなく、映画大国になった日本。美藝公という中心的象徴的存在(代替わりもある)となるスタア俳優を核とした映画産業で、脚本家である里井勝夫は素晴らしいスタッフに囲まれながら幸福に映画制作に没頭し続ける…
ファッションなんて全く縁のない当ブログだが。山口小夜子といえば このスティーリーダンの‘Aja’のジャケットが思い浮かぶ。初めて買ったレコード。フュージョンなんかさっぱり分からんのに、友人に無理やり買わされた。おかげで独特な音楽趣味になったよ…
有名な作品だが初読。 牧歌的な作品を勝手にイメージしていたが、解説にもふれられているように影のある小説である。時代背景もあり、ふたつに分かれた世界(1951年に書かれたというから冷戦がモチーフのひとつに違いない)、善と悪についての重い考察がメイ…
殊能さまも反応されているように、本の雑誌9月号の青山南氏のコラムには驚愕。いやへーそうだったのか。新訳読まなきゃ、っていうか何の予備知識もなく読んで驚きたかった気持ちも少し。旧訳を読んでいたので、そっちの方は読む予定なかったんだけどね。
セミが鳴いていたので、写真を撮った。 ツクツクボウシ。意外と細身なんだな。それなのに大きな声だ。 こちらはご存知アブラゼミ。やはり大きめで目立つ。 ミンミンゼミ。 慌てて撮ったらブレたのでちょっと控えめに。結構緑色が鮮やかだったのに。
3から読み始めたが1もいいね。3の副題は<不思議の薫りを楽しんでください>で、1の副題は<文学の薫りを楽しんでください>。でも中身に大きな違いはなく、幻想的でほの昏い濃ゆい味のおいしい短編が揃っている。(○がおすすめ)「豚の島の女王」○ジェラル…
昨晩の‘Music Lovers’でのCKB。短めのライブとリリー・フランキー+CKBのインタビュー。まあ古くからの知り合いということだが、何となく納得させられる組み合わせだ。ライブはGT〜せぷてんばあ(with リリー・フランキー!)〜タイガー&ドラゴン…
異色作家短篇集も読まなきゃ。 ジャック・フィニイといえば時間もののSFファンタジイで知られ、本編にも多くそういった作品が収められている。作品に登場する過去はあくまでも柔らかく、懐かしさに満ちている。ただ、そのノスタルジアは「ここではない、い…
今日はこどもと稲村ガ崎の自然観察会に参加。国立科学博物館の先生と一緒に海藻でおしば標本をつくるというもの(花ではないのでおし花にはならないのだ)。ちなみに国立科学博物館各所で様々なイベントをやっているようだ。朝10時に江ノ電の稲村ヶ崎駅に集合…
よく内容が分かっていないのだが、やはり気になるのでまた円城塔を読む。BoyといえばBoy meets girlと考えてよいのだろうか。語り手は写像だという(雑誌の目次に書いてある)。でも本文では「数学者は僕らをモルフィズムと呼ぶ。」と書いてあり、「変換と呼…
無事受信完了!いやまだ聴きはじめだけど、攻めてる攻めてる。相変わらずのクレイジーケンズワールド、その上さらに思い切りやりたいことをやっている感じ。やっぱ最高CKB!
今日は江ノ島の花火大会。 ヒドイ手ぶれ。花火ということは何とか分かるか。 アップにしたらブレた上にずれた。やっぱ三脚使わないとダメか<これだから素人は
いつも面白いネタを届けてくれる冬樹蛉さんの日記であるが、これは朗報です! Another one writes about the dust.とはニクいですな。ブライアン・メイといえばソロでのビデオで特撮画像を使いクィーン本体のSFオタク担当であることを露呈したことが思い出…
運よく、ノーマークだったスペースシャワーTVの‘クレイジーケンバンドspecial soul電視’を観ることが出来たあぶないあぶない。<チェックが甘いぞ! ニューアルバム一曲一曲に解説を加えていくという充実した内容であった。話の内容は、音楽ではチカーノ・…
先日CSで観た。世代的には‘遊星からの物体X’にエラく度肝をぬかれており、比較的なじみのあるはずのジョン・カーペンターだが、勘違いをして力んで観にいってしまった再映の‘ダーク・スター’が脱力コメディであくまで個人的に行き違いになっていたのだっ…
1,2はまだ読んでいない。アンナ・カヴァンが読みたくなったので3を。○が面白かったもの。「輝く草地」○ アンナ・カヴァン 雑草も葉っぱもほっとくとどんどん出てくるよね!今の季節はとくにね!ってそれはともかく。草地を描いても独特の荒涼感が漂うと…