2007-08-20から1日間の記事一覧

『まっぷたつの子爵』 イタロ・カルヴィーノ

有名な作品だが初読。 牧歌的な作品を勝手にイメージしていたが、解説にもふれられているように影のある小説である。時代背景もあり、ふたつに分かれた世界(1951年に書かれたというから冷戦がモチーフのひとつに違いない)、善と悪についての重い考察がメイ…