2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『杜松の時』 ケイト・ウィルヘルム

かの殊能将之の『樒/榁』でも引用された作品(という紹介はどうかしらん)。 旱魃による食糧危機が迫る終末的な世界の中で、宇宙飛行士ダニエル・ブライトンとクルーニー大佐は宇宙事業における盟友であったが、宇宙ステーションの事故でダニエルは死亡してし…

今日のgoogle

Googleのロゴのお遊びは恒例のことだが、今日のを見ました?http://www.google.co.jp/一見何だろう?という鳥瞰図がナイス。今日がお誕生日なんですねえ。

『洋梨形の男』 ジョージ・R・R・マーティン

絶対面白いだろうと期待して読み始めて裏切られないというのは幸福なことだ。6編どれも良く抜群のリーダビリティで、一気に読める。短編好きの自分内では年間ベスト(3?5?)内に確実に入る。特に良かったものに○。「モンキー療法」 ケニーは食べることが大好…

イチローの時代

9年連続200本安打達成のイチローに対する賛辞は止むことはない中で、さらに礼賛の記事を書いても目立たないだろうが、デビュー当時から(ほとんどテレビ上だが)イチローを眺めていた者として感想を。 イチローは常に数字がつきまとうプレイヤーである。デビ…

『倉橋由美子の怪奇掌篇』

古本市で購入したんだっけかなあ。夏用のホラーとして準備したのだが、読了したらもうすっかり秋でした。倉橋由美子ははじめて。タイトル通りまあ怪奇趣味なんだけど生々しさよりもシュールでコミカルでエロティックでひんやりとクールなタッチが特徴で不思…

HONMOKU MASSIVE まさかの・・・

大変でしたねえHONMOKU MASSIVE。まさかの大雨。天気予報通りだったので、実はまさかじゃないんですけどね。子連れなんで正直行く寸前まで迷ったけど、結局参加。結構浜風が強くて寒かったし、そこでトイレの少なさが響いて・・・。まあ大降りになって慌てて…

J・G・バラードとロック

もう何日か経ってしまったが、柳下毅一郎さんがイベントでDJをした時のソング・リストが映画評論家緊張日記にのっていた。さすがにマニアックな選曲で、さらに「ラジオ・スターの悲劇」もバラードにインスパイアされた曲であることなど非常に勉強になった。…

『あなたのための物語』 長谷敏司

ふと書店で真っ白な装丁が目に入って購入。力作である。 近未来、ナノテクノロジーによって疑似神経技術が発達し、感情や思考を記録する言語ITPや人工知能が開発される。その先端技術を一手に担う企業のオーナーである主人公サマンサは研究に没頭する日々の…

東京JAZZ GROOVE

東京JAZZは2002年から行われていて、今年で8回目だそうだ。2006年から東京国際フォーラムが舞台になっているらしい。普段はやや無機質なあの界隈も今日は野外ライブと多くの屋台の参加で気さくな場所に変身していた。東京JAZZは昨日の9月4日から明日まで(エ…

なかなか変わりませんが・・・

ブログのカウンターがなかなか変わりませんが、おかげさまで5万アクセスに到達いたしました。これまでお寄りいただいたみなさんホントに有難うございました。 で、今回がちょうど500回目の記事。それにちょうど揃えたかったんだけど、待ちきれなくなってしま…

『バットマン:ロング・ハロウィーン』

『ウォッチメン』が凄く面白かったので、他のアメコミも読んでみようと思い、こちらも面白かった映画‘ダークナイト’に大きな影響を与えたという本書を購入。 犯罪の絶えないゴッサム・シティに起こったハロウィーンから始まる連続殺人事件。事件を追うバット…