2009-01-01から1年間の記事一覧

‘The Dreams Our Stuff Is Made Of’

もう正月デザインにしてしまった。 で、今年最後はすげー時間かかったけど(1年以上)何とか最後まで眼を通しましたこの本。前半の内容は忘却のかなたですけどね!まあ内容を把握できてない自分がいうのもなんですが、現代SFを俯瞰するのに避けて通れない…

SFマガジン読者賞2009

またまた分厚いSFマガジン2010年2月号(創刊50周年記念特大号Part?)を購入。それでいまさらだが(もう短篇の方の結果は掲載されている)、今回SFマガジン読者賞に投票した内容を書いておく。短篇蟹はためしてみなきゃいけない(ベイリー)雨ふりマージ(新城カ…

NHK-BS‘みんなロックで大きくなった’再放送

Twitterネタの整理。ちょっと日本語タイトルがかっこ悪いけどなかなか面白かった。BBC製作の原題はSven Ages of Rockで、元々は全七回だったらしい。リクエストによる再放送分は第1回ロックの誕生、第3回パンク・ロック、第4回へビーメタル。毎回そのジャン…

『天来の美酒/消えちゃった』 コッパード

さてさてコッパードである。kazuouさんが書かれているように、ファンタジー系の作品が多い一方でアカデミックな世界から出てきた人ではない自由さもあって、独自の味わいを持っている作家である。(○が特に面白かったもの)「消えちゃった」○ 夫婦と友人の三…

メリー・クリスマス

では一曲。

M-1

話題のM-1笑い飯の鳥人を某所でゴニョゴニョやって視聴。 これは凄いぞ!前代未聞の異色作家風漫才! 子供のところに頭が鳥で体が人間の<鳥人(とりじん)>がやってくるという設定のシュール極まりない漫才。 最高!

『木曜日だった男 一つの悪夢』 チェスタトン

変な作品だなー。でもなかなか印象的でユニーク、ミステリのいろんなオールタイムベストに挙げられているのもわかる。 主人公の詩人ガブリエル・サイムは同じく詩人で無政府主義者のグレゴリーとディスカッションをしていたが、やがてグレゴリーに連れられ、…

『メアリ・シェリーとフランケンシュタイン』 モネット・ヴァカン

樺山三英「One Pieces」(『超弦領域』)についていた作者のコメントで言及されていた本。そういえば持ってたなあということで、メアリ・シェリーをめぐる複雑な人間関係を知るために読み始めたが、なんやかんやで随分時間がかかってしまった。 メアリ・シェ…

『ダブリナーズ』 ジョイス

何かいろんなことをいわれて偉い作家であるジョイスだから身構えて読んだら訳者のおかげもあるのか読み易いフツーにいい小説だった。内容は連作短篇集といってもいい形式(好物である)。登場人物が多く出てくるので要約しにくいが、ダブリンを舞台にした人…

『泰平ヨンの航星日記 改訳版』

さてさて遅ればせながら読了。これも『回想記』と同じ様に短篇集なんだな。というわけでノリは『回想記』とあまり変わらない。以下、感想(○が特に面白かったもの)。・序文など 本編まで4つも続く(序文、第三版への序論、増補改訂版への序文、資料に関する…

ベラスケスを観る

国立新美術館の‘THE ハプスブルク’。 美術展、ベラスケスがあれば極力観に行くようにしている(遠征まではしない似非ファンだが)。 初めて行ったが、地下鉄六本木の駅から少し歩く。昔は何があった場所なんだろうか。月並みな感想ですが、混んでたなあ。12/…

なぬ?

オリックスに行っても目が出ず、トライアウトも失敗に終わった未完の大砲古木が格闘技に転身だって!?あれか、格闘技好きの鈴木尚典や三浦大輔の入れ知恵か?そういやオリックスには清原もいたしな。

映画‘黒い画集 あるサラリーマンの証言’TV視聴

松本清張生誕100年ということで、NHK-BSで映画や座談会をやっているようだが、1960年制作という映画を昨晩観た。 主人公は小林佳樹演じるサラリーマン。妻子がありながら、部下を愛人として囲っている。ある日愛人宅を出たところで、本宅の近所の人とすれ違…

SFマガジン 2010年1月号

ヴォリュームたっぷりの50周年記念号Part?海外SF篇。これまで分厚い特大号を読み切ったことなど一度もないが、今回は節目の年ということで読み切りをすべて読んでみた(<誰に頼まれたわけでもないのに)。以下SFマガジンとの昔の思い出話多めで雑感。過…

第30回日本SF大賞に『ハーモニー』

第30回日本SF大賞に伊藤計劃さんの『ハーモニー』が選ばれたようだ。 これによって喪失感が埋められるわけではないけれど、願わくば伊藤計劃さんの本がもっといろいろな人に読まれますように。

鼻行類

先月動物行動学者の日高敏隆氏が亡くなったということで、その事はなんとなく知っていたのだが、どういう人だっけとこないだから考えていて、今日の朝日新聞の読書面(例の筒井連載「漂流」の下)で『鼻行類』の共訳者だと気づいて記憶がつながった。これは…

映画‘戦場でワルツを’

先日‘母なる証明’観たとき予告が流れていて、もう二度と観る機会はないかもしれないと思い昨日仕事後に。レバノンへのイスラエル軍侵攻に伴ってパレスチナ人難民が集団虐殺されたサブラ・シャティーラの虐殺をテーマにしたアニメーションである。監督自身の…

『未来警察殺人課』 都筑道夫

都筑道夫、面白そうと思いながらあまり読んでいない。昔中学生ぐらいの頃、新聞の日曜版(巡回してみると朝日のようだ)にSF作家やミステリ作家のショートショートが交代で連載されていて、毎週楽しみにしていた。とにかくハズレの作品が無かった記憶があ…

壊れたのか?

スレッジまで補強した横浜の見境のなさに目を奪われる。この不況の最中にいったい何が起こったのだろうか。ひょっとしてヤケクソ補強?これでダメだったら解散とか。<補強したらしたで不安になる長期ダメ球団ファンらしいネガティブな目線。

初めてのSFマガジン(1980年5月号)

最近本がなかなか読めないので、レトロネタでお茶を濁す。 早川書房のSFマガジンが50周年ということで、記念特大号(のPart?、現在読み途中)が出ていて、記念アートブックももうすぐ発売でそのイベントも開かれている(ハヤカワオンラインにリンク先がな…

銭湯2

2といってもなんのことはない、また金春湯(こんぱるゆ、というそうですよ。由緒ある名前だそうで)の話。 今日はなんと百円!第二、四の金曜日は百円だそうだ。ツイている。 ロッカーは48番。また同じだったら面白かったんだけどな。番台のおばあさん、さす…

銭湯

唐突だが、家の風呂が工事をすることになり、銭湯に行くことになったのである。 すぐにのぼせてしまうのでサウナは苦手で、リーズナブルなこともあって銭湯にした。 行く先は、知る人ぞ知る金春湯。 ここは凄い!何が凄いって、銀座にあるんだよ! ネオンに…

『ポジオリ教授の冒険』 T・S・ストリブリング

途中まで読んでそのままになっていたことに気づいて、ようやく読了。『カリブ諸島の手がかり』のポジオリ教授シリーズ(講師だったり肩書は、あいまいのようだ)。そういえば今年も夏に読もうとしていたんだっけ。あっさり季節が過ぎてしまった。「ベナレス…

『田園の憂鬱』 佐藤春夫

名のみ知っていた佐藤春夫を読んでみた(有名なのは「小田原事件」でしょうか)。 都会を嫌って田舎のあばら家に住むことになった若い主人公(芸術家?)とその妻。美しい風景に心を奪われる主人公であったが、犬を飼う習慣のないその村の酔っぱらいに愛犬を…

ちょっと前の散歩の写真

先々週末に由比ヶ浜大通りのあたりを散歩してきた時の写真。 実際は大通りより鎌倉文学館に近い方の細い通りなのだが、初めて行くお目当てのお店があったよ!ここは・・・ こけしのマトリョーシカ、コケーシカのお店なのだ!ショウウィンドウに並ぶコケーシ…

美しい夕焼け

雨上がりだったこともあり、今日の夕焼けはきれいだった。ここ最近では一番だったかなあ(平日は分からないけど)。 今日は雲がきれいだったなあ。 風は強く、まだ波は高かった。 空の色が刻々と変化していた。 まだまだみていたかったけど、少し寒くなって…

SFマガジン12月号 秋のファンタジイ特集

いつもはちゃんと読んでいないSFマガジン短編、特にファンタジイものは・・・だが、ちょっと気が向いて、特集の四編を読んでみた。「最後の粉挽き職人の物語」イアン・R・マクラウド 風と共に暮らしてきた粉挽き風車職人のネイサン。穏やかな日々は移りゆ…

『フロム・ヘル』 アラン・ムーア作 エディ・キャンベル画

読みましたよ、取り合えず本編だけだけど(<付録>はまだ)。いやこれは名作。スケールのバカでかい強力な妄想力から生まれたとんでもない作品。切り裂きジャックの事件については全くといっていいほど知識がなかったし、異常な分量を誇る<付録>もちらっ…

ワールドシリーズ終了

短距離打者好きの当ブログ主だが、さすがに今回の松井にはびっくりした。詳しくないので印象だけだが、常時先発ではない立場の野手がワールドシリーズのMVPになるなんてあまり例がないのではないか。もちろん重要な場面で本塁打を打ち打点を上げつづけたのだ…

昨日の散歩

昨日は寒かったけど、天気がよく景色がきれいだった。近所の山を散策。 写真を撮っていたら、近所のおじさんが左が大島で、右が利島(としま)ではないかと説明してくれた。間の島はよくわからないとのことだが、そこまで見えるのは珍しいらしい。 山道はす…