SFマガジン

SFマガジン2013年11月号特集 海外SF短篇セレクション

S-Fマガジン 2013年 11月号 [雑誌]著者 : 早川書房発売日 : 2013-09-25ブクログでレビューを見る» 読書意欲減退中で雑誌の短篇をちょろちょろと・・・・。 特集は海外SF短篇コレクション。分載のストロス以外の特集短篇を読んでみた。「ホワイトフェード」キ…

SFマガジン2013年3月号 英米SF受賞作特集

S-Fマガジン 2013年 03月号 [雑誌]早川書房発売日:2013-01-25ブクログでレビューを見る» とりあえず英米SF受賞作だけよんだ。「選択」ポール・J・マコーリイ 異星人とのファーストコンタクトを経た未来。打ち上げられた異星人の機械を見に少年たちは川を下…

SFマガジン2012年12月号 The Best of 2011

S-Fマガジン 2012年 12月号 [雑誌]早川書房発売日:2012-10-25ブクログでレビューを見る»海外SF短篇特集の訳載のものはなるべく読むようにしている。「アース・アワー」ケン・マクラウド 近未来のフィクサーが主人公の権謀術数の世界。まずまず。『ニュート…

SFマガジン2011年5月号チャールズ・ストロス&コリイ・ドクトロウ特集

さて去年のSFマガジンの読みきり消化シリーズ。とはいえ2回目にしてこれでとりあえず最後。5月号はチャールズ・ストロス&コリイ・ドクトロウ特集。簡単に言えば近年のネット・ハッカー文化特集といった感じ? 「無線人」ストロス&ドクトロウ 情報アクセスが…

SFマガジン2011年4月号ベストSF2010上位作家競作

さて去年のSFマガジンの読みきりも読んでみたよ。(まあ要はジェイムズ・モロウの怪獣短篇を読もうと思いついでに他も読んだというだけだけど)まず翻訳もの。「神が手をたたくとき」マイクル・F・フリン 現代的にブラッシュアップされた異星生命体探査もの。…

SFマガジン2012年3月号英米SF受賞作特集

うわSFマガジンの感想1年ぶりだ。前回も英米SF受賞作特集だなあ。でも最近去年の翻訳短篇をちらほら読んだので、ちょっと書いていく。 まずは最新号の特集。「雲海のスルタン」 ジェフリー・A・ランディス 金星の支配者にプロポーズされた天才女性科学者、…

SFマガジン2011年3月号

思いついたように時々書くSFマガジンの感想(苦笑)。今号は2010年度英米SF受賞作特集。なかなかユニークな作品が並んでいる。特集の作品だけとりあえず。「島」ピーター・ワッツ 冷凍睡眠から覚めると、宇宙船の前方に危険が。ひねりは効いているがそれほどイ…

ボーモント祭り(プチ)

ミステリマガジン2月号は特集‘PLAYBOYが輝いていた頃’。特集のタイトルをtwitterで目にして、以前からPLAYBOY誌に載っていた短編を高く評価していた若島正先生によるものかなあとすぐに思ったがその通りだった。まだ読み始めたばかりだが、ボーモントによる…

第22回SFマガジン読者賞

2010年1月〜12月号のSFマガジン掲載作品の人気投票を行なうもの。海外・国内1編ずつ選ぶ。イラストレーター部門もあるがいつもよく分からないので棄権。 短編のほうもあんまりちゃんと読んでいるとはいえないが・・・。今回は気に入った作品が揃ったので投…

SFマガジン1974年6月号

古本市にふらっと出かけ、ついついいろいろ買ってしまった。 あーそう嫌な事があったもんでさ(笑)。 で、SFマガジンのバックナンバー1974年6月号を100円で買った。何で買ったかというとムアコック特集だったから。ムアコックは気になるので(まだまだこの人…

SFマガジン8月号(2010年)

引き続きSFマガジンの感想。今号は浅倉久志追悼特集。 巻末の全翻訳作品リストが凄い。まさかそんなものが出来るとは。関係者の熱意に頭が下がる。訳書の表紙を並べた今号の表紙の方もまた圧巻。 名訳短篇再録ということで、5篇並んでいる。感想を。「信号手…

SFマガジン2010年4月号

「ベストSF2009」上位作家競作の号。いつも小説をちゃんとは読んでいないが、今回は結構興味ある作家ばかりなのでその四作を読んだ。どれもなかなか読みごたえがあった。「ジェイクを探して」チャイナ・ミエヴィル 友を失ったロンドンで主人公は。まだほとん…

SFマガジン読者賞2009

またまた分厚いSFマガジン2010年2月号(創刊50周年記念特大号Part?)を購入。それでいまさらだが(もう短篇の方の結果は掲載されている)、今回SFマガジン読者賞に投票した内容を書いておく。短篇蟹はためしてみなきゃいけない(ベイリー)雨ふりマージ(新城カ…

SFマガジン 2010年1月号

ヴォリュームたっぷりの50周年記念号Part?海外SF篇。これまで分厚い特大号を読み切ったことなど一度もないが、今回は節目の年ということで読み切りをすべて読んでみた(<誰に頼まれたわけでもないのに)。以下SFマガジンとの昔の思い出話多めで雑感。過…

初めてのSFマガジン(1980年5月号)

最近本がなかなか読めないので、レトロネタでお茶を濁す。 早川書房のSFマガジンが50周年ということで、記念特大号(のPart?、現在読み途中)が出ていて、記念アートブックももうすぐ発売でそのイベントも開かれている(ハヤカワオンラインにリンク先がな…

SFマガジン12月号 秋のファンタジイ特集

いつもはちゃんと読んでいないSFマガジン短編、特にファンタジイものは・・・だが、ちょっと気が向いて、特集の四編を読んでみた。「最後の粉挽き職人の物語」イアン・R・マクラウド 風と共に暮らしてきた粉挽き風車職人のネイサン。穏やかな日々は移りゆ…

知らなかった

SFマガジン9月号で、ロックなどで有名な音楽評論家萩原健太がミステリ・マガジン編集部にいたことや中島梓バンドのメンバーだったことを知る(難波弘之の追悼文)。へー。(ちなみに栗本薫はあまり読んでいません。そのうちミステリの方は読んでみようかな。) …

SFマガジン5月号 ベイリー&ディッシュ追悼特集

待望の二人の特集号である。エッセイや特集解説をあっさり読み終えてしまうと、前にも書いたように二人いっぺんというのは分量が少なくて残念だなあと感じたのだが、短編がどれも両者の個性が出ていて気を取り直した。 ベイリーとディッシュ。同じニューウェ…

ディッシュ&ベイリー特集

そうそう。もうすぐ出るSFマガジン5月号(3月25日発売)はディッシュ&ベイリー特集だ!二人まとめずに、それぞれで十分な分量の特集を組んでもらいたかった気もするが。いやいやこの際気を鎮めて待つことにしよう。皆さんもお買い逃しなく!

SFマガジン10月号<新しい太陽の書>読本&野田昌宏追悼特集

SFマガジン10月号は<新しい太陽の書>読本&野田昌宏追悼特集。 <新しい太陽の書>読本については監修の柳下毅一郎さん自身がブログに書かれております。用語集など大変充実した内容で、シリーズを読んでいく手がかりが得られそう(現在『新しい太陽のウー…

SFマガジン4月号

普段積読消化に追われてSFマガジンの短編をすぐに読むことはないのだが。 円城塔「The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire」の清々しいばかりの馬鹿ばかしさにノックアウト。銀河帝国をお題にしたいつものブログのショートコントみたい…

SFマガジン読者賞

今年のSFマガジン読者賞で投票した伊藤計劃「The indifference engine」が国内第一位、ミハイル・ヴェレル「パリに行きたい」が海外第四位になった。数年ぶりの投票だが、めでたいめでたい。 前者は『虐殺器官』と地続きの戦争がテーマになった作品で、こち…

円城塔 Boy's Surface SFマガジン9月号

よく内容が分かっていないのだが、やはり気になるのでまた円城塔を読む。BoyといえばBoy meets girlと考えてよいのだろうか。語り手は写像だという(雑誌の目次に書いてある)。でも本文では「数学者は僕らをモルフィズムと呼ぶ。」と書いてあり、「変換と呼…

ヒューゴー賞にチャレンジ

わーるどこんに参加することにしたのです。普段はSFマガジンの短編はつまみ読みしかしていないが、今回はワールドコン特集でノヴェレット、ショート・ストーリーの候補作が読めるので、二度とない機会と思い、とりあえずノヴェレット、ショート・ストーリー…

ゲイマンの趣味

SFマガジン8月号のニール・ゲイマン「パーティで女の子に話しかけるには」だけ小品なので読む。内容は短さに比例した軽いものだが、ロックの趣味が垣間見えてちょっと面白かった。なるほどやっぱりパンクは好きなのね(アドヴァーツって知らなかったなあ)。デ…

06年版オールタイムベストSF

自己紹介代わりに2006年版SFMオールタイムベストSFに関するもの。↑ハヤカワネタばっかですが、そのうち話題が広がっていく予定(^^;)。◎その一 自分の投票内容 カッコ内は全体の結果 ◇翻訳 ○長編1.ソラリス(1位) 2.クラッシュ(圏外) 3.暗闇のスキャナ…