2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

映画‘ミルク’

アメリカで初めてゲイであることを公表して公職(市政執行委員、日本での市議に近い役職らしい)に就いたハーヴィー・ミルクの伝記映画。本年度アカデミー賞主演男優賞、脚本賞を受賞した話題作。 一口に差別に立ち向かうといっても、その道は平坦ではない。40…

『ジェイン・エア』 C・ブロンテ

エンターテインメント小説(ていうかSF)ばかり読んでいた身には、古典というのはなかなか心理的な敷居が高い。もともとロマンス小説にも疎い当ブログ主には果たして本書を読み通せるのかと思っていた。が、実際は非常に読み易く数日で読了出来た。 幼くして両…

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 フィッツジェラルド

kazuouさんの‘奇妙な世界の片隅で’で紹介されたていたので薄いこともあって手に取った。フィッツジェラルドははじめて読んだけどいろいろな種類の短編があって楽しめた。短編も結構書いているようだ。「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 映画の方はみてい…

3周年

ふとブログを開始してどれ位経ったかなあと思って確認したら、今日でちょうど開設3年であったことが分かった。読み返すと誤字脱字や意味不明な文が目立つ、恥ずかしい内容のブログだが、何のかんので続けてこれたのも、読んでいただいた方々のおかげでありま…

『風の十二方位』 アーシュラ・K・ル・グィン

ル・グィンも興味がありながらまだ数冊しか読んでいない作家である。きちんとは思い出せないが『闇の左手』は面白かったように思う。本書は当ブログ主がSFを読み始めたころから世評が高かった。で、のんびり読む機会を探っていたら四半世紀が過ぎてしまっ…

映画‘チェイサー’

実際の連続殺人事件をテーマにした韓国映画ということで、‘殺人の追憶’とどうしても比較をしてしまう。実際そうした視点も多いようだが果たして軍配はどちらに。 ソウルで風俗嬢ミジンの連絡が途絶え、元刑事である雇い主ジュンホが独自に探し始める。ひょん…

2夜連続劇的な

サヨナラにホームラン攻勢の逆転と2夜連続劇的な敗戦。>横浜 得点力の低い打線、まずい投手交代、リードを守れないリリーフ陣と絵に描いたような弱小チームである。それでも打たれたとはいえ、これまで頑張ってきた山口俊は責められまい。荷が重かったとい…

SFセミナー2009に参加

今年もSFセミナーに参加した。今回はバラード追悼企画があったので、合宿にも参加。合宿まで参加したのは20年ぶりくらいでしょうか。主にみた企画について、あくまで断片的な私的まとめを。○円城塔企画 図(や模型)をつくって横に置いて作品を書くという創…