2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『ハイネックの女』 小松左京

海野十三を読んで、その後の日本SFとの違いをちょっと比べたくなって、たまたま通りがかった古本市で見かけた小松左京の<女>シリーズの一冊を購入。<女>というタイトルがついているだけが共通の、話それぞれは関連のない一話完結のホラーっぽいシリーズ…

『小野瀬雅生のギタリスト大喰らい−炎のロック★ギタリスト大全−』

これは面白い!70〜80年代のロックを10代の頃聴いていたさあのうずのような人間にとって、本書はめったにないプレゼントのような本である。ノッサン本当にありがとう!同世代ネタが多く、クレイジーケンバンドのファンや1960年代生まれあたりのロックファン…

‘隠し砦の三悪人’TV視聴

えーまたまたちょう有名なものをいまさら読んだりみたりして感想を書くのである。我々世代にはスター・ウォーズの元ネタとして知られているのでいつかはみておかないとと思っていたが昨日NHK-BSでやっていたので今回初めてみた。なるほど大変な娯楽作で、名…

怪奇探偵小説傑作選5海野十三集 三人の双生児

さて海野十三を遅ればせながら今回初めて読んでみた。少年向けのものやスパイもの戦争ものなど多くの作品があるのでこの一冊だけで何かをいうのもなんだが、科学的なアイディアを中心にすえた時に乱歩に似た官能的猟奇的なSFミステリを集めたこの短編集は初…

徳島と鳴門

所用を兼ねて徳島に行ってきた。 駅前の様子。中央分離帯の樹が南洋系でいい感じ。 瀬戸内寂聴先生の仏具店が!なるほど徳島。失礼ながらまだ一冊も読んだことがないんだけどね。お遍路さんをちらほら見かけるなど四国ならではですな。 なかなか立派な阿波お…

‘ウィズ’TV視聴

ダイアナ・ロスにマイケル・ジャクソンの映画とかいうと、なんだかなあという感じがして食指がわかない(追記:わかない、じゃなくて、動かない、が正しいんだろうなあ) というのが正直なところで、ファンには失礼だが、納得いただける方も多いに違いない(実…

『カリブ諸島の手がかり』 T・S・ストリブリング

まだ暑さが抜けきらないこの頃、南洋を舞台にした変わったミステリが文庫化されたとあればちょうどいい。というわけで、衝撃の結末が待っているという噂の「ベナレスへの道」が収録された『カリブ諸島の手がかり』。訳者はあのクラニー先生である(当然にして…

『新しい太陽のウールス』 ジーン・ウルフ

ひとまず読了。ファンサーヴィスの側面が強いという続編だけに、アクションシーン多めの主要登場人物(ほぼ?)総出演の全体的に明るいタッチの作品という印象。ただそこはそれ、一筋縄ではいかないんだよなあ。正直これを読んでも視界が開けたような感じはさ…