2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

映画‘トゥモロー・ワールド’

今更ながら劇場で観ることが出来た。評判通りの秀作。 2027年舞台はイギリス。 18年間子供が全く生まれなくなった世界、テロ・暴動が日常化し不法移民はあふれている。元活動家だった主人公セオは今は政府の要職にあり、絶望的な状況をただ傍観するだけであ…

珍しく観戦したが

スタジアムに息子といった。久しぶりの観戦であったが。開港記念ユニホームもむなしく、東北一発攻勢に前半から沈む。まあ観客がよく入っているのは幸いかなあ。セリーグ下位は皆停滞気味なのでまだ頑張れ!

『時の声』 J・G・バラード

バラードの初期短編集。例えばここなんかをみると1962年で、最初期ともいえる時期。とはいえ、この7年後にもう濃縮小説の『残虐行為展覧会』が出るのだが。ともかく初期ということでストレートなSF短編集になっている。『時間都市』を読んでいたので、正攻…

『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午

欲望のおもむくまま好奇心のおこるがまま、ヤバイ稼業にも平気で首を突っ込む自称「何でもやってやろう屋」元私立探偵の成瀬将虎(トラ)。裕福な久高家のおじいさんが霊感商法をめぐって謎の死を遂げて、トラと同じフィットネスクラブに通う久高家の愛子はト…

『ニュー・ワールズ傑作選』

ブログ開始から1年が経ちました。当てもなく続けているような中、読んで頂いた方々には多謝多謝であります。 1年でいちおうメインとしていた読書感想は60冊ぐらい。新刊ないしそれに近いタイミングのものは14冊ほど。SF系は30冊ぐらいで約半分。もう少し新…

『エソルド座の怪人』異色作家短篇集世界篇

異色作家短篇集は‘奇妙な味’ともよばれるように料理にたとえられることがある。様々な国の個性豊かな香味風味の調味料による料理のイメージ。そうしたことから、異色作家短篇集の掉尾を飾るアンソロジー三集のさらにトリが世界篇であるのは偶然ではないだろ…

まさかの単独首位

単独首位になっちゃったよ!ベイスターズ! 毎度毎度の危なっかしい戦いぶりに、今後もこのままイケる確信はとてもないけれど・・・。 (球団防御率なんか4ぐらいだし) とりあえずクライマックス・シリーズ進出して夢をみさせてくれーい(祈)。 ※5/5追記 や…

『双生児』 クリストファー・プリースト

ここのところのプリーストの翻訳作品は傑作ばかりだが、これは文句なく年間ベスト候補だろう。個人的には『 奇術師』を超えた(本作の方がまとまりが良いと思う)。 舞台は1999年3月からはじまる。戦争体験記を中心としたノンフィクション作家スチュアート・グ…