読書一般

鎌倉文人録7「ミステリー作家・翻訳家」@鎌倉文学館

外は大変な雪ですが。今日じゃなくて先日行った展覧会の感想を。 http://www.kamakurabungaku.com/exhibition/index.html ほぼ確実に展示が代わる毎に行っている鎌倉文学館だが、今回はミステリー系企画ということで、とりわけ見逃すわけにいかない。で、や…

昔のNHKのテレビ対談(安部公房×養老孟司)

すっかり忘れていた数ヶ月前にNHKで再放送されていた1987年の対談番組(これ)。見たので備忘録として記録。45分ぐらいの番組2回分。主題は社会論的なものと言語論的なもの。 比較的平穏な時代で楽観的な内容であるのが印象的だが、安部公房の自然科学への肯定…

2011年の6冊

ふと思い立って。ベストSF企画とかツイッター文学賞とか参加してるけど、とりあえずブログの年間総括ということで順不同に2011年の6冊を挙げとく。(5冊にしぼれなかった)○『ミステリウム』 エリック・マコーマック (国書刊行会) とある田舎町で起こった奇怪…

これから買うかもしれない本(備忘録)

ずいぶん欲しい本(特に短篇集)がたまってきた。とりあえず近刊に限らずこれから買うかもしれない本を挙げとくか。(長編含む。順不同)まずはやたらと出ていて追いつかなくなってきたSFアンソロジー・『NOVA2』大森望編(河出文庫)・『量子回廊 年刊日本SF傑…

紀伊國屋書店ワールド文学カップ

もうすぐ閉幕だが、紀伊國屋書店新宿本店でPickwick Clubによるワールド文学カップが開かれている。PIFA主催らしい(笑)。先日眺めるだけのつもりで訪れたのだが、なかなか見慣れないラインナップにつられてついつい6冊購入。ちなみに無料の小冊子も気合が入…

鼻行類

先月動物行動学者の日高敏隆氏が亡くなったということで、その事はなんとなく知っていたのだが、どういう人だっけとこないだから考えていて、今日の朝日新聞の読書面(例の筒井連載「漂流」の下)で『鼻行類』の共訳者だと気づいて記憶がつながった。これは…

‘漂流 本から本へ’

朝日新聞で連載中の筒井康隆のエッセイ‘漂流 本から本へ’が大変面白い。毎回、少年時代に読んださまざまなジャンルの本(日本作家、海外作家を問わず、もちろんマンガも入る)がその頃の思い出とともに語られるというもので、一種の自伝にもなっている。もとも…

12月の新刊やら近刊やら

いろいろある。自分のために整理。○金剛石のレンズ フィッツ=ジェイムズ・オブライエン 創元推理文庫(新刊)○TAP グレッグ・イーガン 河出書房(新刊)○大森望・日下三蔵編『虚構機関 年刊日本SF傑作選』 創元SF文庫(近刊)○ハーモニー 伊藤 計劃 早川書…