鎌倉文人録7「ミステリー作家・翻訳家」@鎌倉文学館

 

外は大変な雪ですが。今日じゃなくて先日行った展覧会の感想を。
 http://www.kamakurabungaku.com/exhibition/index.html
 ほぼ確実に展示が代わる毎に行っている鎌倉文学館だが、今回はミステリー系企画ということで、とりわけ見逃すわけにいかない。で、やっぱり楽しかった。
 黒岩涙香横溝正史夢野久作などなどラインナップがそそる(三上延も入ってるのがミソ)。貴重な古書が並んでるし横溝正史の自筆原稿もいい。(それにしても雑誌「新青年」の顔ぶれの豪華さはすごいよな) さらには翻訳家もあって、小尾芙佐さんの展示がSFファンとして目をひかれる。ダニエル・キイスから贈られたマウスのイヤリングや近年の古典新訳の校正原稿に盛り上がる(ひとりで)。さらに没後25年で渋澤龍彦展示のおまけつきだ。
 規模は大きくないので、近隣の人にしかお薦めできないが、4/21までなので興味のある方は是非。