古典新訳文庫に

 クラークの『幼年期の終わり』が登場するって!例によって、悪漢と密偵さんのところから。
 いやあなんか感慨深いものが。どうみてもラインナップの中では若い作品。ちょっとした光文社の冒険心が嬉しい。どうゆう流れで出ることが決まったのかな。

 村田は35号打ったみたい。外れ1位も外したトホホぶり(by ‘大洋ホエールズだ!’ 以前から好きなんですよええ)はさておき、何とか同数でもいいからタイトルを取って欲しいものだ。

 読書は停滞気味だな・・・。
 とりあえず図書館で借りた『ナチス親衛隊(SS)』は読んだ。強い忠誠心の小市民的事務員(ヒムラー)により、成立から歪んでいた組織が、非道を尽くす様子が記されていく。ナチスの幹部の面々の凡庸な横顔の数々が逆に恐ろしい。状況と立場によっては人間はここまでしてしまうのだろう。