野球小僧2月号

 現在の経営やチーム作り・移転問題どこをどうとっても明るい希望の持てないベイスターズファンにとってはドラフトネタ中心の野球小僧すら暗澹たる気持ちにさせる雑誌の一つに過ぎない(ウィークポイントを持つ選手やOBにあえてそのことをインタビューするネタは面白かったな「衣笠に三振をしない方法を聞く」とか「大道にレギュラーになる方法を聞く」とかが並んでウケたなあ)。筒香なんかはいい方で、金も信頼もないから話題になるような選手を指名にすらいけないのだから。が、今回<プロ野球10強2弱時代>と題して斉藤明夫が表紙になっているのでふらふらと買ってしまう。ああ悲しきファンの習性・・・。
 2弱とはいえ横浜をどうしたらいいかについてのことが多い。むしろ広島は肯定的に扱われているといってもよい。ま、そりゃそうだよな・・・。もちろん現状に多くの広島ファンが納得しているとも思えないけどね(怒りの方向は色々だろうけど)。
 チームづくりをする責任者がいるべきという根本的な問題の指摘や移転の必要性の提言などなどいちいちごもっともの楽しくない話題満載だが(笑)、真面目に横浜が取り上げられる機会は少ないから、愛憎半ばする屈折した横浜ファン(永年の低迷だから結構多いはず)には一読の価値ありだ。