2011-04-21から1日間の記事一覧

『白檀の刑』 莫言

なかなか凄まじい小説。 舞台は西太后の君臨する清朝末期。租借地で傍若無人のふるまいをするドイツ兵に女房子供を殺された孫丙(猫腔=マオチャンという地方芝居の座長)は復讐の鬼と化し私兵を集ってドイツ兵を襲撃。事態の収拾を迫られる政府だったが、当の…