‘オルセー美術館展’@国立新美術館

 昨日、六本木の国立新美術館オルセー美術館展をみにいった。備忘録的にメモ。昼ごろだったが20分待ちで、想像していたより混雑はましだった。
 実際にみてこれまでに感じていたよりスゴいなあと思ったのはゴッホ。そういえばゴッホ展というと混雑が嫌でほとんどみたことがなかった。有名な‘アルルのゴッホの寝室’なんか小さい作品なのに、飛び出してくるような立体感だった。それから何となく例の‘ひまわり’などの黄色の画家という印象があったが、‘星降る夜’‘自画像’に登場する深い紺色がホントに美しかった。
 お目当てのルソーもみることが出来て良かった。ピカソがインスパイアされて‘ゲルニカ’を描いたという‘戦争’は変に明るく暴力が描かれている点で、橋本治が『ひらがな日本美術史2』で紹介していた‘北野天神縁起絵巻’を連想した(同書でその絵巻は「『お笑いウルトラクイズ』のようである」と評されている)。‘蛇使いの女’も大作だし、どっちも良かった。ただ強烈に印象付けられるというほどではなかったな。
 モネ、ゴーギャンセザンヌロートレックと有名どころが並び、混雑が苦手ないち素人としても満足。