ゼロ年代SF100と私的ベスト
大森望さんによるゼロ年代SF100選。SFファンとしてはついつい数えちゃうもの。こちらがゼロ年代SFチェッカー。
日本19翻訳28だった。
アンソロジーを除いてベスト5選んじゃうか(選ぶにはちょっと読了比率が低いけどねー)。
日本
1.ハーモニー(伊藤計劃)
2.グラン・ヴァカンス(飛浩隆)
3.バレエ・メカニック(津原泰水)
4.アラビアの夜の種族(古川日出男)
5.Self-Reference ENGINE(円城塔)
翻訳
1.双生児(クリストファー・プリースト)
2.万物理論(グレッグ・イーガン)
3.デス博士の島その他の物語(ジーン・ウルフ)
4.宇宙舟歌(R・A・ラファティ)
5.アジアの岸辺(トマス・M・ディッシュ)
これしか読んでいないのにベスト選び苦労するなんて!日本の方だと「あなたのための物語」を入れてもよかったけどなあ。翻訳の方はテッド・チャンを落としちまった!うーん近作がさらにいいのでといいわけ。イーガンも「しあわせの理由」と迷ったなー。奇想コレクションが未来の文学に完敗という結果になってしまったが、ホントは甲乙つけがたかったんですよ。特にスタージョンを落としたのが心残り。