Bootsy Collins Live@CLUB CITTA川崎

 やっぱブーツィーは世界一のパーティ野郎だった!
 ブーツィーのライブは発売されているDVDを観ると分かるように形式は確立されていて、今回も特に変わりはない。以前に行ったのが同じCLUB CITTAだったしバーニー・ウォーレルも出ていたし印象はかなり重なる(その日本公演もDVDになっている)。その時はジョージ・クリントンの前座で短い時間だった。で、ジョージの方は伝説的な長時間ライブで、フラッシュライトをやっていたのに次の日仕事だったので泣く泣く帰宅した思い出がある。ちなみに今回はフラッシュライトは終わりまで聴けたのでリベンジを果たした(笑)。全体としても今回は完全な単独公演ということで、ブーツィーらしさがしっかりと味わえるライブだった。
 とにかく以前にも感じたが求心力というか、登場するだけで観客の心をわしづかみにしてしまう存在感、一挙手一投足が全てファンクになってしまう全身ファンカーぶりが素敵。最後なんて鼻歌からアンコール曲に流れていくんだよ。骨の髄までファンクが染み付いている連中なんだなあ。それにしても予想以上にP-funk曲やりまくりだったな(ちなみにジョージもブーツィーも当たり前のようにP-funkの曲をやるというのは普通のロックファンにはわかりづらいノリなのかもと考えたりもする。その大らかさがいいんだけど)。
 それからキャスパーのマント最高だった!あとバーニー・ウォーレルは苦境に立たされているというような話を聞いたことがあって心配していたが、とりあえず元気いっぱいで安心した(その苦境うんぬんについて描かれたというDVDも買っちゃった)。TMスティーヴンスの日本語盛り上げも楽しかった(最後は一本締め!)。ブーツィーの息子もMC+ボーカルで登場(Ouiwey ウーウィーでしょうかね)。
 ブーツィー登場までかなり引っ張られた印象があったり、トロンボーンがいなかったり(買ったTシャツにはトロンボーンのメンバー書いてある・・・)したけど、まあそんなことは吹き飛んじゃうよ。震災に心を痛めているブーツィーの姿を見るとなんだか胸に迫ってさ。

※8/14追記 そうそう昔との違いは女性客の多さかな。あと全体的な客層とか。たぶん90年代とかは自分のようなロックファンから流れた人が多かったと思う。オヤジの回想っぽくてアレなんだけどね(笑)。今はいろんな音楽ファンがファンクを認知している印象。山下達郎吉田美奈子をはじめとする(さらにもっと前の世代もいるだろうけど)日本人のミュージシャンがブラックミュージックを継承した良質な音楽を提供してくれたおかげでもあると思う。

※さらに書き直し。慌てて書いたから意味不明なところが多かったです。修正したり追加したりしてしまいました。失礼。