最近観たTV放送の映画から

最近観たTV映画の感想を備忘録として羅列。
○‘ソードフィッシュ’(CSムービープラス)
 ジョン・トラボルタヒュー・ジャックマンハル・ベリーらが出ているハッカー物のサスペンス映画。オチも含めあざとさが程よく楽しめるB級娯楽作といった感じで今となっては正攻法にハッカーを扱ってるのも時代を感じさせるが、話が二転三転してとりあえず家で観るのには十分満足。アメリカとテロがテーマになっていて意味深な内容なんだけど製作は911以前でなかなかその辺のセンスも悪くない気がする。

○‘ベンジャミン・バトン 数奇な人生’(地上波、どこだったか忘れた)
 年寄りで生まれて若返っていくフィッツジェラルドの一発アイディア小説の映画化と思って劇場スルーしたのだが、いやーしまった。映像がきれいだし時代背景を小さいエピソードや短い台詞でところどころに盛り込んでいて、非常に巧く膨らませていた。今回放送は地上波だし結構カットされているみたいだし、元々フィンチャーは好きな監督なのでちょっと不覚をした感じ。少なくともDVDでちゃんと観直さないとな・・・。

○‘クレイジーのぶちゃむくれ大発見’(CS日本映画専門チャンネル)
 クレイジーキャッツのどたばたコメディだな、ぐらいのほとんど予備知識なしに観たら何とびっくりコンピュータネタのクライム・サスペンス(一部ロボットSF?)だった!いや基本コメディなんでさすがにいい過ぎか(笑)。とりあえずあらすじはこんな感じ。短いしさらっと観て結構面白かったよ。終盤は熱海後楽園ホテルが舞台になって、観光地映画としての側面もよく出ている。その後は2時間ドラマとかがその代役となったんだろうなあ。ネタ的にも2時間サスペンスっぽいところがある。

○‘インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国’(地上波 やっぱり覚えてない)
 シリーズ第一作が1981年で、これが2008年だから27年経っている。だが内容はもう全編完全なまでにインディ・ジョーンズ映画で、逆に驚いた(笑)。公開当初を覚えてる世代だからカレン・アレンの活躍は観ていて楽しかったよ・これだけブレがないということはファンの心理がよく分かってるということだが、スピルバーグの資質(初期から完成されていてあまり成熟とかしていくタイプじゃないとか、作品によって手法をコントロール出来るとか?)もあるのかもしれない。(これは1/15に追加)