2012-01-08 『失われた時を求めて 抄訳版?』 マルセル・プルースト 海外文学 失われた時を求めて 2 抄訳版 (集英社文庫)マルセル・マルセル・プルースト,マルセル・プルースト集英社発売日:2002-12-13ブクログでレビューを見る»相変わらずサロンの話が多いなあ。遊んで暮らしてうらやましい限り。語り手は内向的で優柔不断あとお祖母ちゃん子といった印象ぐらいでその周囲のエピソードにはどうも興味を惹かれない一方、「傲慢なくせに小心」(P595)なシャルリュス男爵(ゲイ)の話はちょっと切ない中年の悲喜劇になっていて面白い。また実在の人物など同時代らしい記述は相変わらず興味深い。