ベストSF2012投票

森下先生の「惑星ダルの日常」ベストSF2012に以下の様な内容で今年も投票。本来は5作5点で投票可能なんだけど、読書量が減少傾向の上にSFの割合もいつも多いとはいえなくなってきてるから控えめに。今後はこういった投票パターンになりそうだな。

「『屍者の帝国』 伊藤計劃×円城塔 1点
『第六ポンプ』 パオロ・バチガルピ 1点
『青い脂』 ウラジミール・ソローキン 1点


 あんまり数を読んでいないので、3作のみでそれぞれ優劣なく1点ずつとしました。『屍者の帝国』は混沌とした現代を象徴する様な内容で、暗澹たる世界観は『第六ポンプ』に共通するものですが、前者は内に秘めた熱さ後者は外に向かう激しい怒りを感じさせるものでした。『青い脂』は唖然とするような奇想炸裂して言語実験的なところも面白かったです。」