映画‘カポーティ’

 映画‘カポーティ’を初日から観にいった。(とりあえず観にいくのに多少時間のかかる地域に住んでいることを告白しておく)
 正直客の入りは初日にしては今ひとつ。うーん大丈夫なんでしょうか。
 で、肝心の出来なのですが可もなく不可もなくといった感じ。フィリップ・シーモア・ホフマンの成り切りぶり(上映前に流れていた本人の肉声とそっくり)、ペリー役のクリフトン・コリンズJrは印象に残るし、ハーパー・リーとジャック・ダンフィーもイメージ通り。ただ予備知識のない人にはやや説明不足な感じだし、逆に知っている人には事実をなぞっているだけのような気がする。まあメディアが違うから、カポーティ作品との比較はしないことにしよう。正直どうしてもないものねだりをしたくなるけどね、もう少し怪奇幻想風味が欲しいとか。フィリップ・シーモア・ホフマンのワンマンショウとしては、ちょっとくどいけど楽しめるかな。数本彼の出演映画を観た気がするが、毎回癖の強いいろんな種類の役をやっているのに感心。そういえば昔の‘冷血’のDVDが出てるな。観てみたくなったなあ。

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※映画と本と音楽にあふれた英語塾のゴウ先生からもトラックバックを頂きました。
有難うございました。(2006 10/17)
※MANAMIさんからもトラックバックを頂きました。有難うございました。(2006 10/27)