『ひとりっ子』雑感

 SFマガジンに載っていたものを何編か読んでいたので、ちょっと甘くみていたら解説通り結構歯ごたえがあり、正直まだ消化不良。ただ、「ふたりの距離」は文句なくおかしかった。一つになりたい、という恋人達の願望をまっすぐに実現しようとしてエスカレートしていく過程が抱腹絶倒。アイディアのエスカレートがユーモアに通じるのはこの人の特徴であるけれど、ストレートなユーモアものは意外と少ないのでは?いやあ割とツボです。