またまた紅葉を

　　紅葉狩りというには気まぐれな散歩。まあとにかく今週も出かけた。まずは北鎌倉へ。

　 駅前の円覚寺が見事に色づいていたので一枚。でも中には入らずに。

　今日は建長寺へ。鎌倉五山第一位という立派なお寺。主要な7つの建物が一直線に並ぶという様式は禅宗独特のものらしい。

　 こちらが仏殿。

　禅寺らしいシンプルな庭園。蘸碧池（緑の木々の色が青い水にひたって輝いているの意味）という。こんな漢字知らなかったなあ。

　ちょっと場所が飛ぶが、こちらが半僧坊。建長寺の境内の奥の山の中腹にある。結構な階段を登ってたどり着く。沢山のからす天狗が迎えてくれた。

　 からす天狗は全体的にユーモラスで、小さいものは子供のようで特に可愛らしい。まるで高橋留美子の世界である。

　半僧坊の相模湾大島見晴台。ちなみに右の方の見晴台で富士山は見えなかった。

　さらに上の勝上けん展望台へ。

　 　高いので、とんびが下に見下ろせる。

　 　近くの円應寺へ。眼の大きい、怒っているんだけどどことなく愛嬌のある閻魔大王がいた。亡者が冥界で出合って、生前の罪の評価を受ける、閻魔大王を含む十人の王様のことを‘十王’というんだそうで、閻魔さま以外の像もある。いろいろ裁かれるのだが、死後の遺族のトラブルを戒める担当の王様もいらっしゃる。深い。
　この後歩いて、鶴岡八幡宮へ。宝物殿を見たのだが、平安朝の古式を伝える最古のものといわれる、国宝の「袿　白小葵地鳳凰文」の保存の良さに驚く。あと神仏分離令で＜八幡宮寺＞の寺の字が消された看板（？）もあった。