『超人類カウル』 ニール・アッシャー
ボタンの掛け違いというべきだろう。
Takemanさんご指摘の通り、この<カウル>主人公ではないのだ。
てっきりヒーローにしろ悪役にしろ超人類が大暴れする話だと思ったのである。
本作はタイムトラベルもので、遠未来の二つの勢力の争いに巻き込まれた(200年ぐらい未来の)主人公たちがどんどん時間を遡っていく話なのだ。
それなりにテンポよく進むが後半はなんだかごちゃごちゃしてくるし、とにかく超人類大暴れという話ではないのだ。
こちらが乗り切れないまま、話が終わってしまった。
新しめのSFはどうなってんのかなあと思って、ランダムに手を出しては今一つ。といったパターンをここ数年繰り返しているなあ。