J・G・バラードが・・・

  ニューウェーヴSFに影響をモロに受けた人間として、speculative japanのサイトの登場は嬉しいニュースであった。荒巻先生の飛浩隆論など既に刺激的な展開を見せている。
 そんな中、そのspeculative japanでJ・G・バラードが末期癌であることを知った
 1930年生まれだから77歳。やむを得ないことだが、常にわれわれの常識を脅かしてきた偉大かつ同時代的な作家であるだけに悲しい気持ちがするのが本音のところだ。今回speculative japanには、『夢幻会社』(個人的には未読)についての評論が載っている(著者はこの方。以前からブログを読んでいたよ!) 。先月発表されたという自伝も含めまだまだ読んでいかなくてはと思わされる。