浅倉久志先生

 日本に海外SFを紹介してきた浅倉久志先生が亡くなられた(訃報が続くなあ・・・)。
 読みやすくいつまでも若々しい翻訳で数限りない名作を紹介してくれた大恩人である(遠巻きにお顔を見たことぐらいしかないけど)。浅倉先生がいなかったら翻訳SF、翻訳小説を愛好することはなかったに違いない。ディックもコードウェイナー・スミスティプトリーも、そしてヴァンスやバラードだって浅倉さんのものを最初に読んだはずだ。本当にありがとうございました。唯一(となってしまった)エッセイ集『ぼくがカンガルーに出会ったころ』は軽妙でありながらSF翻訳史を彩る名著。未読の方は是非!
追記 ノッサンのブログにも追悼の言葉が