Hall & Oates live@東京フォーラム

 80年代洋楽育ちだけど、その昔Hard&Heavy系だったのでメジャーでポップなものはあんまり行っていない(今から思うとポップなものも皆無ではないけど、メジャーなものを特に避けていた感はあるな)。時は流れて聴く音楽も変わる。グッとR&B寄りにシフトした現在、一番はげしくみていなかったことを後悔したのがこのHall&Oates。というわけで、その全盛期から四半世紀になってしまったが2/28に東京フォーラムに行ってきたよ!
 意外と若いぞ!というのが最初の実感(最近太ったロビン・ザンダーのYoutubeをみたせいもあるかなー)。万年青年といったたたずまいのダリル・ホールに、遠めではあまり変わっていない印象のジョン・オーツ。片っ端からヒット曲・名曲を並べたようなこの人たちしか出来ないおいしいステージ。あっという間に終了。セットリストはこれ(大阪のだが、内容は同じ)。She's Gone、Sara Smileのところがよかったなー。あとI Can't Go For Thatのロングバージョンも。もちろんアンコールは盛り上がるけど。ヒップ・ホップに肉薄しながらもポップさを保ったBig Bam Boom以降は調子よく時代のサウンドを取り入れた手つきがなんか気に入らなかったんだけど、あらためてライヴで聴くと彼らの本質が変わったわけでもなかったし非常によく練られていたんだなあと今更ながらに思った。あとどの曲か忘れてしまったが、一瞬完全にマーヴィン・ゲイそのままの歌い方になっていた箇所があったのがちょっと可笑しかった。
 売れていた時の華やかな様子もみてみたかった気がするが、歌声は素人耳には昔と同じで大満足のコンサートだった。