『嘲笑う男』 レイ・ラッセル

 ちょっと印象が弱いかな。
 集中四分の一を占める「サルドニクス」(『マッド・サイエンティスト』にも収録)を除くと、ショート・ショートばかり。男性誌の編集長ということで、軽いタッチがいかにもらしい。非常に良く出来ているが、やや薄味というか。火星の小説家が何を書くのか少々気にはなったが。