一般映画・DVD・テレビ

映画‘大統領の理髪師’(TV視聴)

一種の大統領ものといえる『裁くのは誰か?』を読んだ合間に観たのがこれ。ソン・ガンホが割と好きなので以前から観たかったのだが、うーん期待ほどではなかったなあ。 大統領に権力が集まり不正選挙など日常的だった1960〜70年代の韓国。大統領のおひざ元に…

‘ロシュフォールの恋人たち’

CSでLalaTV(女性向けチャンネル、ただ特に女性向けともいえない番組もやっている)に合わせたら、フレンチ・ミュージカル映画‘ロシュフォールの恋人たち’をやっていたので面白そうだから途中からみてみた。結構有名な映画の様だ。公開は1967年、監督は‘シェ…

‘ダーティー・ハリー’2〜5

NHK-BSでよくやっている、関連映画を片っ端から(笑)放送し続けるシリーズ。今回は‘ダーティー・ハリー’だった。録画して2〜5を観た。1は見逃したのかと思ったら今回はやっていなかったようだ。備忘録的に雑感を。2. 悪質な犯罪者が次々と殺害される事件が起…

NHK-BShi ヒッチコック特集

NHK-BSのハイビジョンで4月末から5月初めまで8本のヒッチコック映画をやっていた。その全部を観たので感想を、と思っていたのだが何と最初の「めまい」を録画失敗。あー情けなや。でも他は観たから感想は備忘録として残しとくことに。「知りすぎていた男」(1…

映画‘からっ風野郎’‘お嬢さん’

先週の土曜日少し時間が空いたので映画を観てきた。普通の新作映画とはちょっと違うものを観たかったので、外出していたところに近いシネパトスで三島由紀夫特集がやっていたのでそれにした。これまた古い趣のある映画館である。去年ぐらいにも行った記憶が…

「私が愛した『刑事コロンボ』」NHK−BS

以前から観直したかった『刑事コロンボ』、なかなか機会を得られなかったのだが、今週たまたま観たらドラマ終了後に「私が愛した『刑事コロンボ』」と題して2回に渡って、対談番組が行われていた。出演者は関根勤、三谷幸喜、デーブ・スペクター。 コロンボ…

NHK-BS 贋作の迷宮

NHK-BSの贋作に関するドキュメント。面白かったー。 膨大な量を誇る贋作市場と警察の争い。泣き寝入りをする買取人。まさにリアル‘ギャラリー・フェイク’。最近はネットオークションを舞台に数分に一度といった頻度で偽物が登場するらしい。また、陶器などだ…

‘イングロリアス・バスターズ’

昨日、藤沢のフジサワ中央でようやく‘イングロリアス・バスターズ’を観た。自分にはいままでで一番わかりやすいタランティーノ映画で、大いに楽しめた。 ナチスを片っ端から暗殺する特殊部隊とナチスの攻防を描く。映画に限らず優れた作品にはいろんな要素が…

M-1

話題のM-1笑い飯の鳥人を某所でゴニョゴニョやって視聴。 これは凄いぞ!前代未聞の異色作家風漫才! 子供のところに頭が鳥で体が人間の<鳥人(とりじん)>がやってくるという設定のシュール極まりない漫才。 最高!

映画‘黒い画集 あるサラリーマンの証言’TV視聴

松本清張生誕100年ということで、NHK-BSで映画や座談会をやっているようだが、1960年制作という映画を昨晩観た。 主人公は小林佳樹演じるサラリーマン。妻子がありながら、部下を愛人として囲っている。ある日愛人宅を出たところで、本宅の近所の人とすれ違…

映画‘戦場でワルツを’

先日‘母なる証明’観たとき予告が流れていて、もう二度と観る機会はないかもしれないと思い昨日仕事後に。レバノンへのイスラエル軍侵攻に伴ってパレスチナ人難民が集団虐殺されたサブラ・シャティーラの虐殺をテーマにしたアニメーションである。監督自身の…

映画‘母なる証明’

結構好きなんだけど初めて劇場で観るポン・ジュノ映画。 女子高生猟奇殺人の犯人にされてしまった息子の無実を証明するためにたった一人奔走する母の物語。 犯人探しという点では‘殺人の追憶’を、家族の絆を描いたという点では‘グエムル’を思わせるが、実は…

映画‘ミルク’

アメリカで初めてゲイであることを公表して公職(市政執行委員、日本での市議に近い役職らしい)に就いたハーヴィー・ミルクの伝記映画。本年度アカデミー賞主演男優賞、脚本賞を受賞した話題作。 一口に差別に立ち向かうといっても、その道は平坦ではない。40…

映画‘チェイサー’

実際の連続殺人事件をテーマにした韓国映画ということで、‘殺人の追憶’とどうしても比較をしてしまう。実際そうした視点も多いようだが果たして軍配はどちらに。 ソウルで風俗嬢ミジンの連絡が途絶え、元刑事である雇い主ジュンホが独自に探し始める。ひょん…

‘シティ・オブ・ゴッド’TV視聴

もう公開から随分経っているが、CSでやっていたものを録画してようやく視聴。 世界的に名高い美しい観光地リオ・デ・ジャネイロ。一方、貧困にあえぐファヴェーラというスラム地区では麻薬売買や殺人が日常化し、小さい子供たちが銃を手にし、ギャングになる…

‘隠し砦の三悪人’TV視聴

えーまたまたちょう有名なものをいまさら読んだりみたりして感想を書くのである。我々世代にはスター・ウォーズの元ネタとして知られているのでいつかはみておかないとと思っていたが昨日NHK-BSでやっていたので今回初めてみた。なるほど大変な娯楽作で、名…

‘ウィズ’TV視聴

ダイアナ・ロスにマイケル・ジャクソンの映画とかいうと、なんだかなあという感じがして食指がわかない(追記:わかない、じゃなくて、動かない、が正しいんだろうなあ) というのが正直なところで、ファンには失礼だが、納得いただける方も多いに違いない(実…

‘悪魔のシスター’と‘愛のメモリー’

デ・パルマの初期作品をあまりみてなかったので、今回未視聴の2作を今更ながらDVDでみてみた。やっぱりいいですね。 ‘悪魔のシスター’ モデルのダニエルがテレビのクイズ番組のあと一緒に出演した黒人男性と良い仲になるが、ダニエルの元夫が執拗に邪魔をす…

赤塚不二夫とタモリの弔辞

遅ればせながらYou Tubeでタモリの弔辞をみた。われわれ世代にとってはどちらも空気の様な存在で小さいころから物の見方を刷り込まれてきた人達である。もちろん熱心に追いかけてきたようなファンなどに比べると語るべきことはそれほど多くはないと思うが、…

‘ドリームガールズ’DVD視聴

NHK−BSでエディ・マーフィのインタビューをやっていて、劇場で見逃した‘ドリームガールズ’を急に観たくなったので(それにしてもこのアクターズ・スタジオ・インタビュー、有名俳優一人にじっくりと時間をかけてなかなか面白いのだが、司会のジェームズ…

映画‘スネーク・アイズ’TV視聴、思い出したこと

冒頭えんえんと続く長回しのワン・カットで、ボクシング場を舞台にしたサスペンスフルな国防長官狙撃シーンが描かれ、おおなかなかいいではないかと思ったのだが。 一昨年出た『ブライアン・デ・パルマーWorld is yours』の座談会で「後半こそむしろ、らしい…

映画‘イースタン・プロミス’

なんだか地味に公開されていて慌ててみにいったクローネンバーグの新作。とはいってもこちらちゃんとしたクローネンバーグのファンというわけではなく興味を持ったのはここ数年。ただ前作の‘ヒストリー・オブ・バイオレンス’が傑作で、これまでのグロテスク…

映画‘幻影師アイゼンハイム’

19世紀末ウィーン。驚くべき技量を持つ奇術師アイゼンハイムは人心を惑わすまでの人気を誇っていた。やがてその評判は皇太子とその腹心である警部にも届くことになる。彼を出し抜きたいと思う皇太子だが、アイゼンハイムには知られざる過去があった。 という…

映画‘エンジェルス’TV視聴

相変わらず横浜は負け続けているわけだが、癒されたい気持ちから、ちょうどNHK−BSでやっていた低迷球団が天使の力で奇跡の優勝を遂げる映画‘エンジェルス’観る。 実在のMLB球団が低迷から一転して快進撃をするという話は‘メジャー・リーグ’(インデ…

意外なところに

昨日NHK教育で大西巨人の特番をみた。大西巨人といえば息子の赤人も作家として知られている。手元に本がないのだが、筒井康隆の日本SFベスト集成でも解説で言及されてたことがあると思う。一冊なんか読んだ記憶がある(残念ながら内容は覚えていない)。 …

グラインドハウス!

昨年見逃した“デス・プルーフ”&“プラネット・テラー”だが、幸運なことにとあるトーキョー・グラインドハウスで両方観ることが出来た。DVDにならないというヴァージョンは観られなかったことになるし、こうした鑑賞を意図した訳ではないものの、結果的に二番…

広川太一郎

自分が同世代の人間の中で平均的かどうかは分からないけど、とりあえず子供のころからテレビをみて、アニメや洋画で吹き替えに接してきた。 いやとにかくいったいどれくらいの日本人が広川太一郎の声を聞いたことがあるのだろう、と思ったのだ。近い世代でTV…

映画‘ブラックブック’

第二次大戦ナチス・ドイツ支配下のオランダ。ユダヤ人歌手ラヘル(カリス・ファン・ハウテン)は爆撃で隠れ家を失い、レジスタンスの男の指示でナチスから解放された南部へ逃亡をはかる。逃げるための舟になんとか乗り込むと離れ離れになった家族も乗り合わせ…

映画‘ティファニーで朝食を’(TV視聴)

NHK-BSでやっていたので観た。 なんとなく原作とは違いそうだと思っていたのだが、予想通りだった。原書で読んだので細かい筋には自信がないが、おおむね流れは同じだったように思う。ただ肝心なところやら演出やらで原作のダークな部分が丁寧に排除されてお…

映画‘ブラック・ダリア’

熱心な映画ファンとは口が裂けてもいえない当ブログ管理人だが、ブライアン・デ・パルマは自分の中では好きな監督に属する(とはいっても劇場で観たのは6作)。初めて観たのは‘殺しのドレス’。華麗な映像テクニックと変態性あふれる作風にやられ、トラウマにな…