虚航船団 (新潮文庫)筒井康隆新潮社発売日:1992-08ブクログでレビューを見る» 文房具軍団が鼬の星を襲うというSFオールタイムベストにも選出される名作だが・・・。登場人物、ではないな登場道具・動物がやたら多く、文章で表現できる虚構の世界を限界まで…
海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)吉田秋生小学館発売日:2012-12-10ブクログでレビューを見る»鎌倉に住むわけあり四人姉妹が主人公のシリーズ。今回も安定したクオリティだが、病や死についての話が中心。ちょっと個人的に身につま…
珍しく真面目なドキュメント映画を見てきた。http://www.cinematoday.jp/movie/T0015848 太平洋戦争中、アメリカ陸軍に存在した秘密情報機関MIS(ミリタリーインテリジェンスサービス) 。主に日系2世から構成され、日本語力と日本文化の知識を生かし、日本軍…
目白雑録 3 (朝日文庫)金井美恵子朝日新聞出版発売日:2011-11-04ブクログでレビューを見る» 辛辣で名高い著者のエッセイに初トライ。噂通りだった(笑)。 名だたる作家や有識者(と思しき人々)も情け容赦なし。恐れおののく同業者がいるのも当然。しかし、不…
翼の贈りもの (Seishinsha SF Series)R.A.ラファティ青心社発売日:2011-04ブクログでレビューを見る»『昔には帰れない』が出版され一部で盛り上がりをみせているラファティ。積んでいたちょっと前の短篇集を読了。「だれかがくれた翼の贈りもの」 イニシエ…
11月20日東京では1回だけのライブに行ってきた。ここ数年フェラ・クティのアフロビートにはまっていて、息子のシェウンが直系の音楽をやっているという噂を耳にして以前から気になっていた。今回単独公演が東京大阪で行われると知り参戦を決めた。もちろんア…
備忘録的に。「リンカーン/秘密の書」 ヴァンパイアが跋扈する18世紀後半、後の第16代アメリカ大統領若かりしリンカーンは弁護士になる勉強に励む傍ら、夜はヴァンパイア・ハンターとして活躍していたのだ!例の『高慢と偏見とゾンビ』セス・グレアム=スミ…
百年の孤独G.ガルシア=マルケス新潮社発売日:1999-08ブクログでレビューを見る»『魔術的リアリズム』で詳細に解説されていたので諦めて(笑)読むことに。次から次へと連なる強烈なエピソードが入り組んで頁を追うごとに密度が高まり、全体は濃密なスープのよ…
すっかり忘れていた数ヶ月前にNHKで再放送されていた1987年の対談番組(これ)。見たので備忘録として記録。45分ぐらいの番組2回分。主題は社会論的なものと言語論的なもの。 比較的平穏な時代で楽観的な内容であるのが印象的だが、安部公房の自然科学への肯定…
ふとしたきっかけで全世界100万人の替え歌芸人の頂点に立つ(?)Weird Al Yankovicを久しぶりに聴いたら、面白くてしばらくずっとハマっている。特にThe Beach Boysのパロディ‛Pancreas’(正確な医学情報に基づく膵臓讃歌)、まさかのFrank Zappaパロディで非常…
暗渠の宿 (新潮文庫)西村賢太新潮社発売日:2010-01-28ブクログでレビューを見る»例によって藤澤清造全集出版を目指す‘ぼく(貫太)’の短篇(私小説以外のものは無いのかな?)。さすがに安定した面白さ。「けがれなき酒のへど」 デビュー作。既に作者のスタイル…
良かった〜♪ 最初にちょっとしたトラブルの話。ビルボードライブは基本的に19時(1st)と21時(2nd)開始の2部構成からなる。で、ホームページの事前情報では1stで他のミュージシャンに提供した楽曲中心で2ndでは『サザン・ナイツ』を再現ということになっていた…
底抜け合衆国: アメリカが最もバカだった4年間 (ちくま文庫)町山智浩筑摩書房発売日:2012-03-07ブクログでレビューを見る» 同じちくま文庫の『USAカニバケツ』が面白かったのでこれも読んだ。 『カニバケツ』以前の、2000〜2004年のエッセイ。1997年に住む…
ゴースト・ハント (創元推理文庫)H・R・ウェイクフィールド東京創元社発売日:2012-06-28ブクログでレビューを見る»主に1920〜30年代に活躍した英国の怪奇小説作家の短篇集。「赤い館」 とある家族が引っ越した古い館にはなにものかが。こういうパターンが多…
メモ書き。「ネスト」(2009年) 比較的最近のホラー映画。ケビン・コスナー主演。これはやっちまった感じの映画。久々にこういうモロ外ししてるの観た(笑)。思わせぶりで引っ張るわりに心理サスペンス的な演出も失敗しているし終盤のアクションももっさりして…
USAカニバケツ: 超大国の三面記事的真実 (ちくま文庫)町山智浩筑摩書房発売日:2011-10-06ブクログでレビューを見る» 映画評論でお馴染み町山智浩さんはアメリカに関するエッセイストでもあり、硬軟何でも来いなのが他の追随を許さない所以であるが、巻頭…
ナイトランド 3号(秋2012)カール・エドワード・ワグナートライデント・ハウス発売日:2012ブクログでレビューを見る»本格ホラー雑誌ナイトランド定期購読しているのだが、じっくり3号を読んでみた(他はまだ眺めている程度)。ラブクラフト色が今回は割と弱…
ママ・グランデの葬儀 (1982年) (集英社文庫)ガルシア・マルケス集英社発売日:1982-12ブクログでレビューを見る»『百年の孤独』未読ですが。『百年の孤独』以前の作品を集めた短篇集で、いわゆるマジック・リアリズムっぽいものばかりではなくバラエティに…
青い脂ウラジーミル・ソローキン河出書房新社発売日:2012-08-23ブクログでレビューを見る» 話題の一冊。 2068年、雪に埋もれた東シベリアの遺伝子研究所。トスルトイ4号、ドストエフスキー2号、ナボコフ7号など、7対の文学クローンが作品を執筆したのち体内…
屍者の帝国伊藤計劃河出書房新社発売日:2012-08-24ブクログでレビューを見る» 故伊藤計劃による冒頭部分だけが残された作品を盟友・円城塔が長篇として完成させた本年国内SF最大の話題作。 フランケンシュタイン博士による屍者復活の技術が世界的に広がった…
あるキング (徳間文庫 い 63-1)伊坂幸太郎徳間書店発売日:2012-08-03ブクログでレビューを見る» ちょっとした仕事の山場を終えて、どうしても本が読みたくなったが時間もないのでキヨスクで何か読むものをさがしていた。読めれば漫画やスポーツ雑誌でも良か…
先週末は時間があったのでアベンジャーズの他にも劇場、DVD、CS放送といろいろなパターンで映画観た。まとめて羅列。‘ブラジルから来た少年’ DVD視聴。ナチス残党が画策する陰謀を追うユダヤ人の老人。執念の果てにつきとめた恐るべき計画とは。有名なネタの…
都市と星〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF ク)アーサー・C・クラーク早川書房発売日:2009-09-05ブクログでレビューを見る» 遠未来を舞台にした名作。成熟の果てに平和だが閉塞された世界を打ち破る一人の少年が出現し、一つの時代の終わりが訪れる。 1950年代の…
というわけで観てきた。これはあんまり書くことがないねえ。期待通りのド派手でサービス満点のお祭り的娯楽作なので、製作者には「お祭り楽しかったです!ありがとうございました。」という以外にない。 あとは雑感。・敵役は「マイティ・ソー」に出てきたロ…
映画アベンジャーズの下準備でDVD観た。・キャプテンアメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 第二次大戦を舞台にナチス悪将校(ヒューゴ・ウィービングだあ)と対決する軍人ヒーロー。シンプルな筋立てで、過不足無く楽しめるけど単独作としてはインパクト弱…
久しぶりにようつべでLabelleの動画みてたら楽しい楽しい♪ 備忘録的に貼っとくことにする。なんじゃこの虫みたいな衣装は(笑)2分14秒から曲。Pattiの変な振袖(笑)。4分あたりから曲。上と同じときかな。シンコペイションと終盤のヴォーカルのカッコよさ!多…
SF文学 (文庫クセジュ)ジャック・ボドゥ白水社発売日:2011-02-18ブクログでレビューを見る»フランスの文学研究家によるSF史紹介本。海外SFファンとしては手堅くコンパクトにまとまったハンドブックでかつ仏流ということで登場する作品がやや毛色が異なって…
以前(2006年だあ!)Nescafeから炭酸入りのコーヒーが出て何じゃこりゃーと思ったことがあるのだが、あれから随分経ってまた今年も炭酸入りコーヒーが今度はサントリーから登場しているのを発見。オレは個人的にこの路線はナシだと思ってるんだけど・・・。シ…
現代版シャーロック・ホームズ、BBCの‘SHERLOCK’第1シーズン分からNHK-BSプレミアムで放送していたので観たら評判通り面白かった。 現代版にするにあたって携帯やネットを駆使する内容になり結構大胆にストーリーの方も作り直しているようだが、しっかり原作…
CS日本映画専門チャンネルで定期的に座頭市をやっている。残念ながら全部は観られないのだが、今日は通しで観ることが出来たので備忘録。 1965年の作品(1965年だけで3本もあるよ!)。博打での揉め事で命を狙われた市がその立ち回りに巻き込まれ病気になった…