2011-01-01から1年間の記事一覧

横浜が阪神に3タテ

3タテを阪神に喰らわせたのですよ!逆じゃないよ! ちなみにtwitterでは 「3連勝は1年ぶり、同一カード3連勝は2年ぶり、対阪神3連勝は3年ぶり、本拠地同一カード3連勝は4年ぶり」 ということなんだけど、どんだけ普段弱いんだよ!

『華竜の宮』 上田早夕理

華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)上田 早夕里早川書房発売日:2010-10-22ブクログでレビューを見る» 大きな地殻変動により多くの陸地が水没した25世紀の地球。危機を乗り越えた人類は陸上民と海上民に分かれている。しかし魚舟と呼ばれる海洋…

SFセミナー2011

SFセミナーに今年も参加。今回は若島企画やラファティ企画などあったので夜も参加。 備忘録的にまとめ。○昼の部1.上田早夕理インタビュー 聞き手は小谷真理さん。『華竜の宮』は大体読了していたので話がよく分かった(間に合ってよかったー)。印象的だった発…

ファンキー・キャンディーズ

さてキャンディーズのカヴァーがすごいといっていたが、またyoutubeみていたら彼女たちがホントにR&Bやファンクが好きなことが分かって嬉しくなり、もう一つ記事を書こう(いちおうこれでおしまい) 間にスティーヴィーの映像が入るところがご愛嬌。いやーミキ…

キャンディーズ

アイドル全盛時代に育ったんだけど、基本的にアイドル文化になじめないものがあって、そのよさや面白さを分かっている感じがどうもしない。 そうはいっても、まあ今と違ってヒット曲というものは国民の大部分が歌えるような昭和の時代だったからいろいろ記憶…

『ハーモニー』フィリップ・K・ディック賞の審査員特別賞を受賞

伊藤計劃『ハーモニー』の英訳がフィリップ・K・ディック賞の審査員特別賞を受賞。 素晴らしい。そしてあの傑作がこれを機会により幅広い世界にはばたいていく可能性が高くなったことを喜びたい。 アニメや漫画が注目を集めているとはいえ、日本のSFを本格…

『白檀の刑』 莫言

なかなか凄まじい小説。 舞台は西太后の君臨する清朝末期。租借地で傍若無人のふるまいをするドイツ兵に女房子供を殺された孫丙(猫腔=マオチャンという地方芝居の座長)は復讐の鬼と化し私兵を集ってドイツ兵を襲撃。事態の収拾を迫られる政府だったが、当の…

春の椿事

ああまさしく。 終わりなのか?ほんとにこれで今シーズンは終わりなのか?>横浜追記 最初の勝ち越しは単に中日が弱かっただけなのかな。実にらしくないね。さらに追記 やっぱり終わったようです。

bmr2011年5月号 アフロフューチャリズム特集

丸屋九兵衛編集長によるリニューアルbmrだから予想してしかるべきだったが。 いや〜キましたよアフロフューチャリズム特集!ブラックミュージックの宇宙/未来趣味については以前から興味があって、こんなものについて書いたこともある。今回もツボを見事に…

もう一度『ファン・ホーム』について

先日、『ファン・ホーム』について書いたけど、あらためて考えてもすごい作品だと思うのでちょっと補足。(多少のネタばらしになってしまうので、興味のある方は是非作品の方を読んで下さい) この作品の特徴は文学作品からの引用が目立つこと。ともするとそ…

『緋文字』 ホーソーン

緋文字 (新潮文庫)ホーソーン新潮社発売日:1957-10ブクログでレビューを見る»ひもんじ、と読むのか。知らなかったぞ。姦通を題材にしたちょう有名な小説。1850年の作品らしい。17世紀独立前の米国、ニューイングランドのピューリタン社会。姦通の罪を犯した…

映画‘ファイナル・カット’

CSでやっていた近未来SF映画。 脳に移植されたマイクロチップに人生の記憶が全ておさめられる未来社会。その記録を元に葬式時のメモリアル映像を編集する主人公には自身に忌まわしい記憶があった。 大層地味な作品(笑)。滅茶苦茶ひどくはないけど、ふーん…

『キック・アス』 マーク・ミラー

キック・アス (ShoPro Books)マーク・ミラー小学館集英社プロダクション発売日:2010-11-19ブクログでレビューを見る»ぼんくら高校生が突然ヒーローを志すうちに真の凄腕ヒーロー父娘と出会う、昨年公開された話題の映画の原作。さすがに原作だけあって、映…

『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』 アリソン・ベクダル

ファン・ホーム 〜ある家族の悲喜劇〜アリソン・ベクダル小学館集英社プロダクション発売日:2011-03-16ブクログでレビューを見る»副題にあるように家族についてのことが描かれているコミックである。柳下毅一郎さんがブログで紹介していることから、フツー…

『セルロイドの息子』血の本? クライヴ・バーカー

セルロイドの息子 血の本(3) (血の本) (集英社文庫―血の本)クライヴ・バーカー集英社発売日:1987-05-20ブクログでレビューを見る»<血の本>はいちおう全部読もうと思っているのだが、?から4年近くたってしまった。果たしていつ最後までたどりつけるのだろ…

『出てゆく』タハール・ベン・ジェルーン

出てゆくタハール・ベン ジェルーン早川書房発売日:2009-02ブクログでレビューを見る»新宿の紀伊國屋書店で昨年行なわれた‘文学ワールドカップ’で買ってみた本。モロッコ出身作家によるモロッコに関する小説。学歴を得ても仕事のない主人公アゼルはスペイン…

『赤目四十八瀧心中未遂 』車谷長吉

赤目四十八瀧心中未遂車谷 長吉文藝春秋発売日:2001-02ブクログでレビューを見る»おすすめに従い、また破滅型私小説。訳ありで尼崎にやってきた中年男。牛や豚の臓物をさばく仕事をアパートで行なう。そのアパートには美しい女がいたが・・・。解説にもある…

『豚の戦記』ビオイ=カサーレス

豚の戦記 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)ビオイ・カサレス集英社発売日:1994-05-20ブクログでレビューを見る»アルゼンチンの作家。ボルヘスとの共作でも知られる。今回初読。主人公はイシドーロ・ビダルは初老の男。仲間と平凡な日常を送っていたが、…

『猫とともに去りぬ』ロダーリ

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)ジャンニ ロダーリ光文社発売日:2006-09-07ブクログでレビューを見る»イタリアの作家による短編集。いわゆる異色作家系といっていい内容だが、皮肉やブラックジョークっぽさはあまり感じない(裏表紙に‘現代社会への痛…

『どうで死ぬ身の一踊り』西村賢太

どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)西村 賢太講談社発売日:2009-01-15ブクログでレビューを見る»もうすっかり話題の人となった著者。初めて読んだ。大正時代に極貧生活の中で野垂れ死んだ無頼作家藤澤芿造。主人公はその生き方に共感を覚え、狂おしいばかり…

『凶宅』 三津田信三

凶宅 (光文社文庫)三津田 信三光文社発売日:2008-09-09ブクログでレビューを見る»著者の短編は数編読んでいたが、長編ははじめて。主人公小学四年生の翔太は東京から引っ越したばかりの家に不吉なものを感じた。以前にも彼が胸騒ぎを感じると家族が危険な目…

映画‘グッドナイト&グッドラック’(TV視聴)

東日本大震災に被災された皆様にお見舞い申し上げます。 こちらは多少の物不足や停電や交通機関の混乱に悩まされているくらい。ブログについては読書意欲がわかないことから更新出来ませんでしたが、少しずつやっていこうと思います。 これは今日BSで観た映…

Hall & Oates live@東京フォーラム

80年代洋楽育ちだけど、その昔Hard&Heavy系だったのでメジャーでポップなものはあんまり行っていない(今から思うとポップなものも皆無ではないけど、メジャーなものを特に避けていた感はあるな)。時は流れて聴く音楽も変わる。グッとR&B寄りにシフトした現在…

『NOVA2』書き下ろし日本SFコレクション 大森望責任編集

NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)東 浩紀,恩田 陸,法月 綸太郎,宮部 みゆき,神林 長平,倉田 タカシ,小路 幸也,新城 カズマ,曽根 圭介,田辺 青蛙,津原 泰水,西崎 憲河出書房新社発売日:2010-07-02ブクログでレビューを見る»先にNOVA3を読ん…

『ミステリウム』エリック・マコーマック

ミステリウムエリック・マコーマック国書刊行会発売日:2011-01-25ブクログでレビューを見る»奇想短編集『隠し部屋を査察して』で知られるマコーマックのミステリ長編。主人公マックスウェルは新聞記者見習いの学生。ブレア行政官からの依頼で、軍に封鎖され…

Cheap Trick at武道館(レガシー・エディション)DVD

at 武道館(レガシー・エディション) [DVD]SMJ(SME)(D)発売日:2008-11-26ブクログでレビューを見る»youtubeで武道館ライヴの結構きれいなものがあって、やっぱり欲しくなり中古をamazonで購入。熱心に聴き始めた中坊の頃トム・ピーターソンが既に脱退し低迷…

『クリプトノミコン4 データヘブン』ニール・スティーブンスン

クリプトノミコン〈4〉データヘブン (ハヤカワ文庫SF)ニール スティーヴンスン早川書房発売日:2002-07ブクログでレビューを見る»読了しこれで完結。期待以上に盛り上がってくれた最終巻だった。主要登場人物が(ほぼ)一堂に会し、張り巡らされた伏線はきっち…

『クリプトノミコン3 アレトゥサ』ニール・スティーヴンスン

クリプトノミコン〈3〉アレトゥサ (ハヤカワ文庫SF)ニール スティーヴンスン早川書房発売日:2002-06ブクログでレビューを見る» 話としては2の続きという感じ以上の感想はない。やはり第二次大戦パートの方が緊迫していて、どうも現代パートの方は盛り上がり…

『二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分』 鏡明

二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分鏡 明本の雑誌社発売日:2010-03-15ブクログでレビューを見る» なんと30年以上も続いている本の雑誌のコラム。 SF作家・評論家として有名だが、本業が広告ディレクター(のえらいひと)だと知っ…

『モルグ街の殺人事件』 エドガー・ポー

モルグ街の殺人事件 (新潮文庫)エドガー・アラン・ポー新潮社発売日:1951-08ブクログでレビューを見る» 古典中の古典を読んでみた。古い方の訳本。「モルグ街の殺人事件」ミステリのはじまりである作品だが、事件解決への論理展開は少々難解なところもあっ…