2012-01-01から1年間の記事一覧
双調平家物語〈10〉平治の巻2 平家の巻 (中公文庫)橋本 治中央公論新社発売日:2010-01ブクログでレビューを見る» 保元の乱の後権力を手中にした信西が反発を買い討伐され、今度は後白河法皇に寵愛により地位を得た凡庸な男信頼が権勢を誇るようになる。その…
SF目線の台湾旅行記(笑)。市場にも行きました。台湾は南洋系のフルーツが豊富。この中にンガウはあるのでしょうか。識者の方教えてください。タクシーで移動中に檳榔(ビンロウ)の看板は時折見かけた。わかりにくい写真になってしまったが、約270年の歴史を持…
台湾旅行の備忘録。これが台湾の地下鉄MRT。いろいろなところへ行けるので便利。最初に行ったのが台湾大学。実は身内が働いているのである。研究室も見せてもらったり。大学全体広くて大きい印象。週末は普通の人が公園感覚で沢山出入りしていて普通の売店も…
双調平家物語 (9)橋本 治中央公論新社発売日:2002-08ブクログでレビューを見る» 今年の大河ドラマは‘平清盛’で、武士らしい直情的な人物として描くという新機軸でなかなか面白く珍しく続けて観ている。ということで、中断していた本作の続きを10年ぶりに読…
台湾に旅行で行ってきた。機内で観た映画のメモなど。‘J・エドガー’ FBI初代長官として長年君臨し大統領すらあやつるといわれたJ・エドガー・フーバーの実像に迫った話題の作品。マザコン、同性愛者、過剰な自己宣伝家といった横顔はなかなか刺激的で面白か…
平家物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)角川書店発売日:2001-09ブクログでレビューを見る» 大河ドラマ「平清盛」がなかなか面白いので長らく中断していた「双調平家物語」を再開しようと考えていたが、原典の方も気になったのでとりあえず初…
第六ポンプ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) パオロ・バチガルピ 早川書房 発売日:2012-02-09 ブクログでレビューを見る» 海外SF話題の新鋭バチガルピの第一短篇集。暗い世界観と秀逸なアイディアに独特の熱さが加わり非常に個性的で今年の重要作といえそう。…
親の怠慢で(笑)、出不精気味の我が一家。今日は鎌倉で梅を見てきたよ。画像を切って縮小したらよく分からなくなってしまった(笑)。荏柄天神社。絵筆塚の碑には漫画家のレリーフが沢山あり、当ブログではそちらの写真を撮るべきだったなあ。次に鎌倉宮を回っ…
ホッシーファミリーが卒業し、新キャラクターのDB・スターマンがお目見え。 とりあえず家族には割合好評。番長の言ってる新天地ってなに?(笑) それからアナウンサーは無理にキャラクターの話題を解説者にふらなくてもいいぞ。涙ぐむファンもいるせっかくの…
どこにも出られないのでちょっと息抜き企画(笑)。 CKBの新作‘ITALIAN GARDEN’に収録されている‘BIBIMPOP’のサビBIBIMPOP,BIBIMPOP,BIBIMPOP・BIBIMPOP♪〜のところに聴き覚えあり、似た曲をピックアップ。まずCKBの曲から。0:51からのところね。 。 まず思…
はてどれくらいかかっただろうか。いや大体大部分の作品が理解出来ず・・・orzということで元々個人用読書ブログなわけだが洋書となるとますます備忘録仕様。1975年の短篇集。‘Intoroduction: Oblations at Alien Altars’ もうとにかく前書きから熱いクドい…
ITALIAN GARDEN(初回限定盤)(DVD付)ユニバーサル シグマ発売日:2012-02-29ブクログでレビューを見る» CKB待望の新作でございますよ。DVDまだ観てないけど。今回はいつもの香港〜横浜横須賀のみならず、イタリア〜京都に出かけて旅行気分になったのがよかっ…
再読。8年前に読んだ時はさっぱり分からなかったが、今回は凄い作品だとようやく気づいた。ひと言で言えば「大人のSF」。閉塞された未来社会において日常の小さい悩みや怒りや寂しさに耐えながらわびしく生きる人間の切ない姿が、周到な構成と豊富で斬新なア…
3月3日に究極の現代アートという印象のあるアクション・ペインティングで有名なジャクソン・ポロックの展覧会にいってきた。大変面白かった。 http://www.momat.go.jp/Honkan/jackson_pollock_2012/index.html このHPの絵もアクション・ペインティングで、…
L'INCAL アンカル (ShoPro Books)アレハンドロ・ホドロフスキー小学館集英社プロダクション発売日:2010-12-21ブクログでレビューを見る» BD(バンドデシネ;フランスのコミック)が日本の漫画に影響を与えたらしいことは知識としては知っていたけど(画のメビ…
話題の若手SF作家の第一長編。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞第一長編部門、ジョン・W・キャンベル賞と4つも賞を取っている話題作。なかなかユニークな作家・作品である。 環境は破壊、石油は枯渇、海面上昇で世界各国の沿岸都市は消失した近未来。…
失われた時を求めて 3 抄訳版 (集英社文庫)マルセル・マルセル・プルースト,マルセル・プルースト集英社発売日:2002-12-13ブクログでレビューを見る» 最後の巻はこれまでより読みにくい感じがしたが、死後に不完全な遺稿をもとに出版された第五から七篇のさ…
プロ野球 強すぎる 弱すぎるチーム (PHP新書)小野 俊哉PHP研究所発売日:2011-12-16ブクログでレビューを見る» 我が愛する哀愁のお荷物球団ベイスターズも球団買収となり、なにはともあれ長期停滞からの脱却を期待させる状況と相成った。というわけで他球団…
道化師の蝶円城 塔講談社発売日:2012-01-27ブクログでレビューを見る» 第146回芥川賞を受賞。円城塔は主にSF畑を中心に活動を開始し、トークショーやイベントでもたびたび見かけている方だけになぜか自分のことのように嬉しくなってしまった(いつも礼儀正し…
さて去年のSFマガジンの読みきり消化シリーズ。とはいえ2回目にしてこれでとりあえず最後。5月号はチャールズ・ストロス&コリイ・ドクトロウ特集。簡単に言えば近年のネット・ハッカー文化特集といった感じ? 「無線人」ストロス&ドクトロウ 情報アクセスが…
さて去年のSFマガジンの読みきりも読んでみたよ。(まあ要はジェイムズ・モロウの怪獣短篇を読もうと思いついでに他も読んだというだけだけど)まず翻訳もの。「神が手をたたくとき」マイクル・F・フリン 現代的にブラッシュアップされた異星生命体探査もの。…
町山智浩さんのブログで今週の週刊アスキーで扱っている曲。これMTVのヒップホップ名曲ベスト100みたいな番組で知ったんだけど、そういった特番なので内容の説明付きだったので凄さが分かった曲。 エミネムは出自を生かしたプアホワイトらしい攻撃的な表現で…
うわSFマガジンの感想1年ぶりだ。前回も英米SF受賞作特集だなあ。でも最近去年の翻訳短篇をちらほら読んだので、ちょっと書いていく。 まずは最新号の特集。「雲海のスルタン」 ジェフリー・A・ランディス 金星の支配者にプロポーズされた天才女性科学者、…
中世騎士物語 (岩波文庫)ブルフィンチ岩波書店発売日:1980-02ブクログでレビューを見る» 神話などの研究・紹介などで知られる(1796年生まれと本人自体がもう歴史上の人物になっている)アメリカの作家トマス・ブルフィンチによる中世騎士物語集。大きく分け…
季節の記憶 (中公文庫)保坂 和志中央公論新社発売日:1999-09ブクログでレビューを見る» 鎌倉を舞台に5歳の息子を持つ作家の日常を描いた作品。穏やかな日常と息子や周りの人々の交流の中でゆっくり時は移ろい・・・ということで谷崎潤一郎賞を取ったりして…
歌川国芳、といってピンとこなくても・・・この絵の人といえばわかるはず。 ね!見たことあるでしょ。(ちなみに「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」という題名がつけられている) というわけで幕末に活躍したこの方、ユニークな発想と技法で近年大人気らしい…
普段ほとんど舞台など観に行かないのだが、モンティ・パイソンを日本人がやるユニークな企画なのでちょっと足を運んでみた。なかなか面白かった。(少々ネタバレ) 熱心なモンティ・パイソンファンというわけでもなく原典らしい映画「ホーリー・グレイル」(「…
きことわ朝吹 真理子新潮社発売日:2011-01-26ブクログでレビューを見る» さて芥川賞が話題になっているので、以前受賞の時に読みそびれた本書を思い出し読んでみた。好きな要素がちりばめられているので心地よく読むことが出来た。1980年代に仲良しだった年…
最近観たTV映画の感想を備忘録として羅列。○‘ソードフィッシュ’(CSムービープラス) ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリーらが出ているハッカー物のサスペンス映画。オチも含めあざとさが程よく楽しめるB級娯楽作といった感じで今となって…
失われた時を求めて 2 抄訳版 (集英社文庫)マルセル・マルセル・プルースト,マルセル・プルースト集英社発売日:2002-12-13ブクログでレビューを見る»相変わらずサロンの話が多いなあ。遊んで暮らしてうらやましい限り。語り手は内向的で優柔不断あとお祖母…