最終回はルーカス。もちろんスター・ウォーズ(特にエピソード4〜6)の話が中心。ちょっと悪い予想が当たってしまった回。 本人の伝記的なエピソードとしてはスター・ウォーズの映画企画がなかなか通らなかった話や交通事故の話などが登場するくらいで割と少な…
土佐日記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)著者 : 紀貫之角川学芸出版発売日 : 2007-08ブクログでレビューを見る» 古典。元々は京に住んでいた官吏が土佐の国司を勤め、任期を終えた後五十五日間かけて帰京する様子を侍女の視点から書いた日…
急に予定が変わりちょっと時間が空いたので短めの映画を観た。東京都写真美術館初めて入ったが、映画もやってるんだな。 内容は82歳になるニューヨークの現役ファッション・フォトグラファー、ビル・カニンガムについてのドキュメンタリー。ファッション・フ…
気を取り直して今回はハインライン。 ヴェルヌ・アシモフ・クラークといった皮肉めいたところのない大御所に比べハインラインには「危うさ」あり、その著作には20世紀初頭のアメリカでの不況やヨーロッパでのファシズムの台頭といった社会の影が反映されてい…
どうしても「カーボーイ」っていうと個人的にはエキセントリック少年ボウイが思い浮かんでしまうんだが、有名なこの映画の邦題がそうだとはこれまで不覚にも知らなかった。 苦い青春の喪失を描いた作品というイメージがあって、重苦しいだろう内容から敬遠し…
生ける屍 (ちくま文庫 て 13-1)著者 : ピーター・ディキンスン筑摩書房発売日 : 2013-06-10ブクログでレビューを見る» 主人公デビッド・フォックスは製薬会社に勤める生真面目が取り柄の研究者。上司の命令でとあるカリブ海の島に出張を命じられるが、そこは…
第六回ジュール・ヴェルヌは逃してしまいました・・・・orz。 ちなみにリピート放送の日も録画できないので感想はありません、悪しからず。
第五回、アシモフ。 アシモフもクラーク同様に科学技術に対する優れた洞察力を持っていた作家なので、フィクションにおいての予見ぶりと実際の現在の技術との対応についてが内容的に強く結びついているテーマ的に分かりやすい回である。 科学技術が飛躍的に…
SFファン交流会は近年時々参加させていただいており、3回目になる。今回はラファティ特集だ! 前から当ブログに書いているように当ブログ主はラファティの良い読者ではなく、訳書についてはここ10年ほどまあまあ読んでいるが読了に時間がかかったりとまどっ…
ナイトランド 6号 (夏2013)著者 : 朝松健トライデント・ハウス発売日 : 2013ブクログでレビューを見る» 毎号楽しいナイトランド。6号の特集はゾンビ!いつものように読み切り中心で感想。 特集ゾンビは4篇。(多少ネタに触れているので未読の方は御注意)「…
第四回はクラーク。 クラークについては実際の科学技術を的確に予言、というよりも卓越したアイディアで現実に影響を及ぼすほどの人だったので内容的にこのシリーズでは最も作品と現実が密接に結びついている回。(自伝や伝記をまだ読んでいおらず、番組を追…
第三回目。時代からするとウェルズの方がディックより早いわけだが、時代的な順番はあえてシャッフルしてるんだろうな。 ヴィクトリア時代の生まれながら100年先の世界を予見していたウェルズ。科学技術の正負の面をグローバルにとらえる類稀なパースペクテ…
ディスカバリーチャンネルの<SF界の巨匠たち>第二回はディック! 例によって、作家の生涯と作品と現代科学の話が重ねられる構成。ディックは作品が多いので映画化作品を中心に展開。ディックの生涯については、生後6週間で亡くなってしまった双子の妹の影…
城 (新潮文庫)フランツ・カフカ新潮社発売日:1971-05-04ブクログでレビューを見る» 測量師のKは夜遅く深い雪の中とある村に到着する。城より仕事の依頼があったはずなのだが、連絡が取れない。さらにはふとしたきっかけから深い仲になった酒場の娘をはじめ…
ディスカバリーチャンネルで6月に放送されている5回シリーズの番組。ホストはリドリー・スコット。日本のホームページはここだが、大元のはこっちかな。現代はProphets of Science Fictionで‘預言者’ということになるかな。Wikiによると本来は8回シリーズの…
地球礁R.A.ラファティ河出書房新社発売日:2002-09ブクログでレビューを見る» 『第四の館』が面白かったものの、どうも分からない感触があって、本作を再読してみることにした。プーカ人のデュランティ家の人々は地球アレルギーに悩まされていた。地球生まれ…
Gene Mapper -full build- (ハヤカワ文庫JA)藤井太洋早川書房発売日:2013-04-30ブクログでレビューを見る» 拡張現実と遺伝子工学の技術が進歩した近未来。遺伝子デザイナーである主人公は、自ら設計した稲がトラブルを起こした可能性があるとの報告を受け、…
舞台と音楽が一緒になったCKB初の試み!ということで楽しみ半分不安半分で観に行った。うん、楽しかったぞ! 原案・プロデュース秋元康、演出はラサール石井。前半が演劇で、後半が音楽という構成で、休憩20分入れて全部で3時間程度。舞台の方は昭和を感じさ…
先日フランシス・ベーコン展に行ってきた。ベーコンについては全く詳しくないので備忘録的断片的に。 ・全体的にスタイリッシュというか、早期から完成された画風だったのかなあ。 ・一定の距離を置くことの重要性を意識していたらしい。作品は必ずガラス越…
『アサイラム・ピース』が発売されて話題となったのが後押しになったのか、突如再刊。早速購入。幸福が失われ世界から見放された孤独感みたいなカヴァン的なモチーフは本書でもほとんどの作品に登場するが、『氷』や『アサイラム・ピース』絶望的でありなが…
SFセミナー行ってきた。今回はいつもtwitterでやり取りしている方々とオフ会状態(実はオフ会的なことも初めて)となり、個人的にはお祭り状態で最高に楽しいSFセミナーとなりました。ありがとうございました〜♪、と報告も終了していいやって気分もあるが、記…
またまた新橋文化でフリッツ・ラング。 ダンカンという刑事が自殺し遺書にはギャングとの関係の告白があった。しかしその死に疑問を持った警部バニオンは・・・。 主人公は正義漢であるが、ギャングが力をふるいや政治や警察が腐敗する中、悪と悪、エゴとエ…
職場に近い新橋文化劇場、時々利用していたが最近上映する映画のセンスがいいと一部で評判になっている。たしかに普通の2番館ではないようなシブいチョイスをしているような気はする。なかなか実際には頻繁には行けないのだが・・・。 基本的に映画は疎い方…
殊能センセーの影響もあって最近ウォーレン・ジヴォンを聴いている。ウォーレン・ジヴォンの名を知ったのは、1987年アルバム‘Sentimental Hygine’が発売された時で、ハスキーでドスの効いた低い声でシニカルな歌を歌う強面なロッカーの顔の一方、Leave My Mo…
氷 (1985年) (サンリオSF文庫)アンナ・カヴァンサンリオ発売日:1985-02ブクログでレビューを見る»寒冷化し破滅する世界の中、一人の少女を追い続ける主人公。夫に抑圧されている少女を解放しなければならないのだ・・・。(以下結末に少し触れていますので御…
蛇の卵 (Seishinsha SF Series)R.A.ラファティ青心社発売日:2013-03ブクログでレビューを見る» 超知性を持つ選ばれた12人の子ども達。本物の超級人間「蛇の卵」になるのは誰か?(帯より) この「蛇の卵」世界の敵となる抹殺されなければならない存在。で、こ…
クローネンバーグ監督の‘コズモポリス’を観てきた。 主人公は巨額な金を動かす若き経営者。豪華なリムジンを使い、大統領の移動のためにひどい交通渋滞が続くNYを横断し、なぜか床屋に向かう。ゆっくりと進むリムジンには入れ替わり立ち替わり様々な関係者が…
来日したら行かねばなるまい(笑)。 ジョージ・クリントンは元気一杯だった!前回の時にいたベリータ・ウッズが亡くなったり、全体に若返りした感じだけど、特に変わることもなくむしろクリントン自身はゲイリーの分までやってやろうと思ったのかなんなのかと…
覆面作家 (光文社文庫)折原一光文社発売日:2013-02-13ブクログでレビューを見る» ひどい交通事故の後、療養中に妻にすすめられ執筆したミステリ『完全犯罪』が新人賞を獲得し一躍人気作家となった西田操だが、大火傷を負い歩行もできない車椅子生活の上に記…
飛行士と東京の雨の森西崎憲筑摩書房発売日:2012-09-10ブクログでレビューを見る» 小説家の他に翻訳家・作曲家と多彩な顔を持つ著者は、異色作家系の短篇を実作でも翻訳でも得意技としている印象があり、本人自身も異色作家という呼称が似合う作家である。…